第2章 パイロット紹介

渡辺恵佑 (愛称 ケイスケ)

茨城産で、納豆のようにねばねばしてはいないが、粘り強い。ベアリング、歯車、キャスター、等々のカタログを保有するカタログマニアでもある。去年に引き続きパイロットを勤め、その脚力は山手線(上野~渋谷間)、総武線(各駅)を凌ぐ。高校時代には、通算24000km以上を自転車で走破した記録を持つ(自転車に自動傘立て装置を開発するが、特許は取らなかった)。髪の毛の本来の色は淡青色だが、軽量化のためカーボンに換装。そのため現在の色はカーボンブラックになっている。なお、口は大きく開くことができ、高い効率での空気吸入を行い高出力を発揮することが可能である。その高出力に耐えきれず、一組みのプロペラは曲がってしまったほどである。さらに、もちまえのトラック運転技術に加え、はやくも完成した操縦桿を自宅に持ち帰り毎晩イメージトレーニングしているので操縦技能も超1級のものが期待できる。昨年の経験も踏まえた世紀末の超絶パイロット、それが渡辺恵佑である。

発動機諸元

形式 渡辺恵佑
寸法 1700mm (全高)
重量 58kg
公称出力 260W
生産日 1977年5月6日

 

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