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12年度第5回試験飛行報告(6/2)

今回は天気予報で少し天気が乱れる予報が出ていましたが、結局は曇りの穏やかな天候となり、非常に良いコンディションの中で行うことができました。

今回は重心測定を行うため、いつもより1時間早く1:15に組み立てを開始しました。1時間弱で後部胴体を除いた機体の組み立てを終え、尾翼なしでの重心測定を行った後、尾翼を取り付けて重心測定を行いました。3:10に重心測定・駆動試験・操舵試験を終え、空が明るくなり始める4:00ごろまで待機しました。


  • 1本目:短距離試験

北北東の風1m/sの中でのフライトとなりました。組み立て中から非常に安定した微風だったので、風に関しては問題はないと判断しました。きれいに滑走した後、エレベータを入れて浮上しました。エレベータをアップ側に入れ続け、縦方向は安定していたように見られる挙動をしました。

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今回、計測機器の不調で舵角のログが振り切れています。次回までに修正する予定です。

若干横風に流され、早めにストップをかけたため、同条件でもう1本飛ばすことにしました。

  • 2本目:短距離試験

風が若干弱まり、北から0.5m/sほどになりました。1本目と同様エレベータを入れて浮上させました。エレベータを入れ続けた状態で姿勢を保ち、200mほど滑空しました。

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フライト中エレベータを入れ続けていたため、トリムを1degアップにすることにしました。

  • 3本目:短距離試験

北からの風が、1.0m/sほどでした。エレベータトリムを水平から+1degとしましたが、挙動は2本目とほとんど変わりませんでした。機速は8.5m/sまで達したものの浮上しなかったため、エレベータを入れて浮かせ、姿勢を維持しました。

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今回のフライトまですべてで、浮く前からエレベータに頼りすぎている感じがあったので、自然に浮上するまでエレベータを入れないようパイロットに意識してもらうことにしました。

  • 4本目:中距離試験

風は少し弱まり、北から0.5m/sで安定していました。急に危険な挙動をすることはないだろうと判断してこのフライトから少しずつグランドクルーの配置間隔を延ばしていきました。

滑走中はエレベータを入れず自然に浮上するのを待ちましたが、8.5m/sに達したもののなかなか浮かなかったためやはりエレベータを少し入れて浮かせました。

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エレベータに頼って浮上する傾向は改善されましたが、まだトリムアップの余地があると判断し、エレベータトリムを1degアップして2degとしました。

  • 5本目:中距離試験

4本目と同様、北からの風0.5m/sでした。少し長めに滑走した後、エレベータを少し入れて浮上させました。エレベータを入れて高度を上げ、ニュートラルに戻すと少し頭下げで高度が落ちていくという挙動を3回繰り返しました。

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4本目と比べてエレベータに依存して浮上する傾向はさらに改善しましたが、ニュートラルで頭下げの傾向が見られるので、
トリムをさらに1degアップして3degとしました。機速は地上滑走時は8.5m/sに達し、浮上してから設計機速を下回る8.0m/sほどとなりましたが、やがて回復するため揚力不足の心配はないと暫定的に判断しました。

  • 6本目:中距離試験

風は弱まりほぼ無風となりました。きれいな滑走の後、軽いパルス的なエレベータ入力により浮上しました。滑空中数回エレベータを利用しています。浮上後は上空の風に煽られ、右に流されましたが、エルロンとラダーを併用して滑走路の中央まで機体を戻し、エレベータを使ってきれいな着地をしました。

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挙動の再現性を確認するために、同条件でもう一度繰り返すことにしました。

  • 7本目:中距離試験

また少し風が出て、北から1.0m/sで安定していました。

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今回は浮上直前のエレベータ操作が大きすぎたために、機体は大きく頭上げ状態で浮上しました。そのまま上空の横風により大きく左に流されました。位置修正のためエルロンとラダーを入れてロールさせましたが、姿勢回復は間に合わず、着地時に右翼端を滑走路に激しく擦りました。これにより右翼端のプランクとフィルムを損傷したので、その場で補修を行いました。

  • 8本目:中距離試験

6本目と同様、時折エレベータを入れながら安定した飛行をしました。

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トリムアップの余地がまだあると判断して、+0.5degして3.5degとしました。また、かなりフライトが安定してきたため、次からはさらに距離を伸ばしてみることにしました。

  • 9本目:長距離試験

エレベータにより浮上しましたが、浮上後にエルロンを操作した際に右エルロンのリンク機構がオーバーセンターを起こし、エルロン部が頭下げ状態のままロックしてしまいました。これが原因で右にロールし、着地の際に右翼端を草地に擦りました。
また、9本目では後輪のブレーキシューが車輪に接触し、地上加速時の抵抗となっていたことも判明しました。

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エルロンのリンク機構の動作が怪しいのでこれ以後はエルロンは使用しないこととし、またブレーキも使用せずに機体の運用が可能であると判断したため、シューを外して接触が起こらないようにしました。

  • 10本目:長距離試験

9本目では距離を取れなかったので、もう一度同じ条件でフライトを行いました。


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きれいに滑走し、回転数100・機速が8.5m/sに達したところでエレベータを入れて高度1.0mまで浮上させ、その後最後までエレベータをアップにいれつつフライトしました。滑空時の機速は7.5-8.5m/sで、浮上した際に100rpmだった回転数はだんだん減っていき、最後の時点では90弱まで落ちていました。風に弱く流されていたのでラダーを使って400mほど飛行し、最後はエレベータをうまく使って下ろしました。

  • 11本目:長距離飛行

このとき風は少し向きが変わり、北北東から1.0m/sでした。10本目ではエレベータを入れ続けて飛行していたので、トリムを更に1.0degアップにして4.5degとしてフライトを行いました。


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地上滑走で回転数100rpm・機速が9.0m/sに達したところでエレベータを軽く入れて高度1.0mまで浮上させました。その後は断続的にエレベーターは入れて高度を3mほどまで上げ、回転数90強、機速8.0m/s前後で安定して飛行しました。地上3mあたりでは風が安定していなかったために何度か風にあおられる様子を見せましたが、うまく戻しつつ600m超を飛び、きれいなランディングを決めました。


今回の試験飛行でほぼ安定が取れてきたため、次回からは距離を伸ばしつつ微調整を進めていきたいと思います。エレベータトリムが最終的には水平から機首上げ方向に4.5degとしていたため、次回翼位置をさらに前に出すか、このままトリムを調整するかどちらにするか検討します。

動画

こちらの再生リストより、全フライトの動画がご覧になれます。 http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/0EB509A9E9D7912D

ヤバいもうすぐ終電だ!(by まめ)

ペラリブのやすりが上手くいかないのはなぜでしょうか

豆です。

ペラ塗装を開始しました!

まずは決定した塗装案→

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そして塗装風景です

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途中マスキングテープで塗装部分が剥がれてしまうなどのハプニングがあったため、完成は次回に持ち越しです。

このペラ回るとどうなるんだろう・・・

豆でした。

12年度第4回試験飛行報告(5/26)

今回は非常に穏やかな天候で、絶好の試験飛行日和となりました。

2:15に組み立てを開始し、3:30に組み立てを完了。3:40から駆動試験等を行い、4:20に最初のフライトを行いました。先週調整を行った箇所でねじを締め忘れている等の不備が見つかりましたが、再度チェックを行い問題ないと判断しました。

なお今回の報告より、フライトログを添付します。緑が機速(左目盛)、青が回転数(右目盛)、赤が高度(左目盛)、水色がエレベータ(機首上げ方向正、左目盛)、黄色がラダー(左目盛)、ピンクがエルロン(左目盛)です。舵角のデータにノイズが多く乗っているのは現在のところ仕様ですが、改善を図っていきます。


  • 1本目:短距離試験

北からの安定した風1m/sの中でのフライトでした。きれいに滑走した後エレベータで上げ、浮上した後エレベータを戻したところ、すぐに頭下げで落ちる挙動をしました。
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頭下げの挙動が見られたので翼位置を前に出したいと考えましたが、トラックまでの距離があったため、もう1本飛ばしてトラックの近くまで機体を動かし翼位置を調整することにしました。

  • 2本目:

1本目と同じように8.0m/sを超えたところでエレベータをいれ、浮かせました。
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1本目と同じような頭下げの挙動を示したため、翼位置を9mm前に出しました。

  • 3本目:

エレベータを入れて浮上させ、エレベータを入れ続けた状態で安定したフライトをしました。

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浮上後の機速が7.5m/sで、設計より1m/sほど機速が足りていなかったため主翼迎角が大きすぎることを疑い始めました。

  • 4本目:

スタート直後はまっすぐ進みましたが、徐々に右にそれていったためストップしました。

  • 5本目:

4本目と同様の様子で右に傾き始めましたが、エレベータを使って機体を持ち上げました。そのまま東に流されてしまったのですぐに機体を下ろしました。

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今回多くのフライトで進行方向右にそれる挙動を示していましたが、この原因がエレベータの取り付けが水平でないためか、機体が風見安定の挙動を示したのか判断するのは微妙だと考えました。

  • 6本目:

5本目の挙動より、迎角をやや下げてみることとなりましたが、作業場所の関係もあり、5本目と同じ条件でフライトをしました。

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5本目と同様に右にそれつつある挙動をしました。また、減速時にチェーンが外れテンショナーに力が加わり、テンショナーを固定しているアルミ金具の接着が外れ、テンショナーが脱落しました。点検の後、5分エポキシで金具を接着し直して続行することにしました。

機体は浮上するものの、機速が8.5m/sに達しないため、主翼迎角を0.4°下げました。}

  • 7本目:

エポキシの硬化を待ち、6:40からフライトを再開しました。このとき風は無風となっていました。

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グランドクルーの感覚として6本目までと比較し機速は上がっていましたが、このときはエレベータを入れたものの浮上には至りませんでした。

  • 8本目:

4本目や5本目と同様な挙動で右にそれてゆきました。そのまま行くと浮上せず草地に入りそうだったため、すぐにストップをかけました。

  • 9本目:

再度穏やかな風が出始め、北北東から0.5m/sでした。機速は8.0m/sに満たない程度まで加速するも、同じような挙動で右に曲がり始めたので、即座に停止しました。

  • 10本目:

綺麗な滑走をしたため、7m/sに達したところでエレベータを入れたところ、8.5m/sくらいまで地上滑走中に加速し、浮上しました。

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浮上後に機速は低下し、8m/s程度となりました。2mくらいまで高度を上げた後、エレベータをニュートラルに戻したところ、
すぐに落ちていく様子を見せたため、エレベータを再度入れて浮上させました。


10本目を飛ばし終えた時点で時刻は7:13だったので、解体を開始しました。参加人数が多かったこともあって特に問題も起こらずスムーズに進み、8:00に滑走路から撤収を完了しました。

10本目にエレベータで浮上させた時、機速は8.5m/sに達していましたが、頭上げの挙動はみられなかったため、さらに主翼位置を前に出すべきではないかと考えました。今回の挙動から、次回の試験飛行では翼位置を10mm前に出すことにします。

第1回、第2回の重心測定の結果から比較して翼位置をかなり前に出していますが、安定が取れる様子がないため、パイロットの姿勢が変わったなどの影響が出たのではないかと考えています。次回の試験飛行時に再度重心測定を行い、もう一度翼位置の算出に関して検討してみます。

動画

今回本文にYouTubeの動画を貼ってみました。

ここに無いフライトの動画は、こちらの再生リストよりご覧下さい。全フライトをアップする予定です。http://www.youtube.com/playlist?list=PLFB22A78801ECC485

12年度第3回試験飛行報告(5/12-13)

今回は5/12、5/13と2日連続で試験飛行を行いました。

(追記5/28: ログのデータとYouTubeのプレビューを追加しました。)

5/12 1日目

天気は快晴、組み立て時から北よりの微風が吹いた状態で行いました。今回は他チームの方は来ず、単独でのTFになりました。

設定は前回からペラピッチを2degアップに変更、その他の設定はそのままで行いました。

組み立てを2:00に開始し、3:30に組み立てを完了しました。その後操舵試験と駆動試験を行って、組み立て試験の際にプロペラから異音がしましたが、表面のバルサが一部はがれた際の音だと判断して続行しました。4:15から機体の移動を開始し、4:30にフライトを開始しました。

今回は始終北よりの風だったので、全てのフライトを北向きで行いました。


  • 1本目:走行試験

スターティングメンバーの押し方を変えたため、この練習と、パイロットが横風があるときに滑走中にエルロンとラダーで機体の姿勢を保つ練習として行いました。

スタメンの押し方と機体の姿勢に問題はありませんでしたが、エルロンを切った際にリンク機構が脱臼し、サーボから異臭がしたため、エルロンは電源を抜いて固定し、続行しました。

  • 2本目:ジャンプ試験

ここからはジャンプ試験として行いました。機速は8.1m/s、回転数は110rpmで、浮上には至りませんでした。

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パイロットが操縦桿に力をかけた際に操縦桿の台座が割れたため、応急処置を施し続行しました。

  • 3本目:

機速は8.1m/s前後、回転数は100で、パイロットがエレベータを操作し浮上しました。
https://www.youtube.com/watch?v=axUJByBj31Y)

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後ろから浮上したように見えたため、エレベータトリムを1degアップにしました。

  • 4本目:

滑走中から徐々に右にロールしつつ、左に曲がっていったためストップをかけました。これは押し方の問題と判断しました。

  • 5本目:

7m/sで滑走し、機速不足で浮上しませんでした。

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  • 6本目:

滑走を始めた直後、パイロットが傾き始めていると判断しすぐストップしました。

  • 7本目:

この時風が北西から北東に向きを変え始め、7本目のタイミングで滑走路にほぼ正対していました。強さは1m/sほどで安定していました。

機速8m/sほどに達したのちエレベータで浮上し、50mほど飛行しました。

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  • 8本目:

7本目である程度飛行したため、ここからは短距離試験としました。

浮上前から機体が若干西を向き、8m/s弱で浮上しそのまま北東からの風に流され、滑走路上で斜めに着地しました。

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* 9本目:

滑走中にペラチップが取れてストップしました。今回も応急処置を施し続行しました。

  • 10本目:

滑走中に徐々に右にロールしていったため、ストップをかけました。

  • 11本目:

浮上直後から北東の風に流されましたが、パイロットの判断でラダーを操作し、滑走路上に着地しました。8m/sで浮上、このときの回転数90rpmでした。

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  • 12本目:

風が北東からで安定していたため、滑走路上東よりからスタートしました。風にかなり流され西側の草地に着地しました。このとき7.5m/s、回転数は90rpmでした。

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  • 13本目:

浮上直後にパイロットのラダー操作で風に正対し、そのまま東側の草地の方へ着地していきました。

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13本目終了時点で6:45分だったため、余裕はありましたが解体を開始しました。解体自体は早く終わり、7:45に滑走路から完全に撤退することができました。

1日目の様子から、浮上してはいるものの機速が足りておらず、パイロットがきついと言っていました。これは去年の翼位置が後ろすぎたときの挙動によく似ていたため、2日目は
翼位置を7.5mm前に動かし、エレベータトリムを0に戻して(1日目の最後の時点で+2degとなっていました)行うことにしました。

5/13 2日目

1日目と同様に2:00に組み立てを開始し、3:15に組み立てを完了しました。

すぐ駆動試験に移りましたが、途中急に風が強くなり、主翼とラダーがあおられ始めたため、駆動試験を中断し主翼とラダーを保持し待機することにしました。

その後夜明けとともに風が西から南、東へと方向を変えましたが、3m/s~4m/sの強めで吹いている状況は変わりませんでした。ラダーと最外翼を取り外し、風が落ち着いたところで
再開できるように準備して待機していましたが、6:00を過ぎて太陽が昇ってきても状況が変わらなかったため、6:05に撤収の判断をし、解体を開始しました。解体自体は少しゆっくり行いましたが、7:15に撤収を完了しました。


2日目は結局風が悪く一度も機体を飛ばすことが出来ませんでした。1日目の様子から主翼を7.5mm前に出す判断をしたため、次回の試験飛行もこの調整で挙動を見ることにします。

動画

全フライトの動画はこちらです。→http://www.youtube.com/playlist?list=PL817C1E5FEEB0D079

2012年度第2回試験飛行報告(05.05)

2cap2今回はTeam’F’さんと合同の試験飛行となり、F-tecは主にジャンプ試験を行うことを考えていたため、北側の200mを使わせていただきました。

機体の組み立ては前回の結果を踏まえて、今回は1:30に開始しました。今回は組み立て時から快晴で、月明かりの下とても作業しやすい環境でしたが、西から3m/sほどの風が始終吹いていました。

組み立ては3:00に終了し、15分ほどで操舵試験と駆動試験を終わらせ、余裕を持って待機していましたが、西からの風(滑走路垂直方向)が収まらなかったため、空が明るくなり始めてからも4:40頃まで待機していました。


  • 1本目: 走行試験

3m/sほどの西風があったため、ジャンプ試験の前に一度走行試験を行うことにしました。

回転数を60rpmほどにし、スタメンの習熟のために浮かない程度の機速で走行させようとしましたが、強い西風に煽られて左にロールし、翼が接地して停止しました。

翼が地面にこすった際異音がしたため、翼を点検しつつ風を待ちました。

  • 2本目: 走行試験

5:00頃になり、風が少し弱まってきたことと、翼に異常がなさそうだったことから2本目の走行試験を行いました。このとき南西の風、機体は右に曲がっていきストップをかけました。

この様子からまだ風が強いと判断し、そのまま風待ちをしました。

  • 3本目:ジャンプ試験

6:00になり、風が北西の微風になったため、機体を北向きに回してジャンプ試験を行いました。

スタメンが機体を離す頃に右ロールがついていて、そのまま左に曲がっていきました。

  • 4本目:

3本目と同条件で行いました。3本目ほど大きくは姿勢を崩しませんでしたが、これも右ロール後左に曲がっていく同様の傾向を示しました。

  • 5本目:

同条件で行いました。今回は右ロール後に右に曲がっていき、滑走路中央の白線を越える際の衝撃でプロペラチップが取れましたが、木工用ボンドとテープで応急処置を行いました。

3~5本目の様子から、パイロットの判断でエレベータトリムを+1degにしました。

  • 6本目:

3本目から風の様子はほとんど変わらず、このときは西からの微風でした。今回は機体はロールはせず、まっすぐ走っていきました。回転数が110rpmまで達したものの、機速は8.0m/sにとどまり、機体が浮く様子は見られませんでした。

5本目終了時に応急処置を行ったプロペラチップが再度外れたため、テープでもう一度強く固定しなおしました。

  • 7本目:

6本目と同じ条件で行い、今回はほぼ無風でした。機速は6本目と同様8.0m/s以上にあがらず、徐々に右ロール、右曲がりしていきました。最終的に草地のほうへ機体が行ったため、パイロットの判断でラダーを操作し、強く効くことがか確認できました。

  • 8本目:

南東からの微風に変わっていたため、滑走路の北端から南へ向けてジャンプ試験を行いました。スタメンの押し方の問題か、押している間から機体は右へロールを始め左に曲がっていきました。回転数は110rpmを出しましたが、機速は7.0m/sどまりでした。

  • 9本目:

8本目がスタメンのミスのようだったので、8本目と同条件で行いました。しかし今回も機体を離した時点で右にロールがついていて、左へ曲がっていきました。


8本目、9本目ではTeam’F’さんのS字飛行を待たせている状態だったため、9本目が終わった時点で撤収を決めました。(このとき6:50過ぎでした)

撤収自体は特に問題なく終わり、7:50には滑走路を出ました。
今回のTFではスタメンが不慣れだったことが原因で、機体を押しているときの姿勢が安定しなかった一方、うまく押せていたとき(6本目、7本目)でも機速が設計値に達しず、浮上させて挙動を見るにはいたりませんでした。

風に恵まれなかったこともありますが、もう少しパイロットが自力で機速を上げて浮上させることができるよう、
次回はプロペラピッチを1deg上げて、他は今回と同じ設定から行います。

動画はhttp://www.youtube.com/playlist?list=PL707280CB398EC8D7よりご覧ください。

3徹しても意外と生きてる。(by まめ)

じつに1ヶ月ぶりの更新。

報告を2つほど。

1,28(土)に富士川滑空場にて試験飛行を行いました。

試験飛行のページはまだ更新されていませんが、ここでネタバラシ。 ジャックナイフもどきしました\(^o^)/(ペラは無事でした。ホッ)

詳細は省きますが、本当に怖かったです。

2,ペラの塗装が決定いたしました。 全国のモノノフのみなさーーーん!!! 今年のペラの塗装は、なんとももいろクローバーZを意識して

うおおおおおおおお!!
以上、まめでした。

2012年度第1回試験飛行報告(04.28)

 4/27(金)~28(土)にかけ、12年度初めての試験飛行を行いましたので詳細を報告いたします。

 今回は最初ということで、まっすぐ走行できるかの確認と、ジャンプ飛行までを目標としました。前日まで雨が降っていましたが、機体組み立ての時間にはすっかり雨も上がり、風もほとんどなく絶好のコンディションになりました。当初組み立て開始は1:00を予定していましたが、渋滞で到着が遅れた影響により1:30に開始となりました。

 途中接合のやり直し等で予定より時間はかかりましたが、3:40に一旦組み立てを完了し、駆動試験と操舵試験、続いて重心測定と迎角測定を行いました。迎角測定の結果、主翼迎角が設計値より0.6度小さいことが判明したため、その場で0.6度上げ、4:45に試験を開始しました。主翼の位置に関しては、設定値よりわずかに前に出したほうがよいという計算結果でしたが、値がわずかであったことと、すでに明るくなっていたことからそのままの設定で行いました。


1本目:歩行試験

 人が歩くくらいのスピードで滑走路上を走行させました。結果、車輪周りに異常はなく、そのままの状態で試験が続行できると判断しました。

2本目:走行試験

 人が押した状態で、小走りするくらいのスピード(4m/s)で機体を走行させました。プロペラは40rpmで回転させ、特に異常はないことを確認しました。

3本目:走行試験

 プロペラを80rpmほどで回転させ、8m/s位を目標に走行させました。特にロールしていく様子はなく、安定した走行でした。

4本目:走行試験

 3本目と同じ条件で行いましたが、今回はスターティングメンバーが機体を離した直後から右にロールしていったため、すぐにストップをかけました。

 4本目までの様子を見た結果、機体のロールについてはジャンプ試験を行いつつ様子を見るのがよいと判断し、5本目からはジャンプ飛行を行うことにしました。

5本目:ジャンプ試験

 スターティングメンバーが機体を離した直後にフェアリングのドアが外れたため、すぐにストップをかけました。ストップの際パイロットの判断でブレーキをかけ、効きを確かめることができましたが、車輪のゴムの焼けるにおいが激しいことを確認しました。この結果を受け、以降よほどのことがない限りブレーキは使用しないことにしました。

6本目:

 今回も4本目と同様に機体を離した直後から右にロールし始め、右に曲がっていったためすぐにストップをかけました。

7本目:

 6本目のロールはスターティングメンバーの慣れの問題だと疑い、同条件で再度行いました。今回も右ロールしたためストップ。

8本目:

 右にロールしがちなのはスターティングメンバーの押し方の癖なのではないかと考え、後部支柱を押していた2人の左右を交代ました。結果、今度は大きく左にそれてすぐストップしました。

9本目:

 押し癖に関しては予想通りの傾向だったので、スタメンの習熟を待つことにし8本目と同じ条件で行いました。後輪からわずかに浮き、徐々に右にそれていって停止しました。浮いたときの回転数は108くらいで、機速は不明でした。

 9本目の様子と重心測定の結果から、主翼を前に5mmずらし挙動をみたいと考えましたが、撤収の時間が迫っていたため、エレベータトリムを+3degして様子を見ることにしました。(本来+1degの予定でしたが、ゲインのミスで想定以上にトリムを変更してしまいました。)

10本目:

 離した直後から徐々に右にそれていきましたが、前輪からわずかに浮き、10mほど飛んで草地の上に着陸しました。このときの回転数は102-103ほどだったようです。

 着陸直後に何かに引っかかったような衝撃が加わり、急停止。機体全体を確認したところ中央翼と左再外翼のリアスパの接合部と中央翼のブレーシングが破損していました。

 挙動を見れた点では貴重なフライトでしたが、そもそも滑走時に右にそれていっていたため、その時点でストップをかけるべきだったと思われます。ストップをかけるときの判断に関して反省すべきフライトでした。

 9本目と10本目では、設計値どおりの8.5m/sが出ていたようです(機速計が正しい値を示しておらず、目視での判断)

 10本目の結果、フライトを続行することはできなかったため、予定より少し早めでしたが6:35に解体を開始しました。解体自体は特に問題なく終わり、7:40に積み込みを終え、7:50には滑走路から撤収しました。

 組み立てに多少時間がかかったり、迎角設定を試験飛行前に行っていなかったりと多少手際の悪さが目立ったTFでしたが、最後の2本で浮いて挙動を見れたことは大きな成果でした。

 9本目と10本目の様子から、次回はエレベータトリムを0に戻し、主翼を前に7mm出した状態から試験を行うことにします。

 試験飛行の動画は、[[http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/0EB509A9E9D7912D]]にアップしてあります。

12.4.25

早坂です。組み立て試験を受けて、色々発覚した問題点の修正に追われています。明後日からTFとか信じがたいですね。

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代表が楽しそうにお絵かきしてました。ちなみに機体描いた(トレスした)のは私です。