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第34回鳥人間コンテスト

11年度せっけいによる第34回鳥人間コンテストの大会ほーこくです

鳥コンイブイブ 7.28(木)

出発前の最後の晩餐を豚カツ屋で喰う、というベタな験担ぎをした後、
先発隊は東京駅からムーンライトながらで出発~

鳥コンイブ 7.29(金)

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今年も来たぜいやっふーーーーー!つーことで琵琶湖とうちゃーーーーーーーく!

うちは6番機だったので駐機場の位置はほぼ去年と全く一緒でした。ただし、昨年に比べて湖岸が削れて砂浜部分が増えています。テントを建てる場所が狭くなりましたが、組み立て自体は砂浜でやりやすくなっていました。

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しばらく休憩の後、トラックから機体パーツをテントに運び入れ、昼過ぎから機体審査のための組み立て。この時の写真がなくてサーセン。(見つかればそのうち写真追加するかもです)

組み立て中にTVカメラも来てたりして、なんかインタビューで調子乗ったこと言ってた気もしますが、黒歴史は権力によって闇に葬り去られました。

この日は、神のいたずらか、凶夢課の悪意か、2年で必修のテストとかぶる人が多く、いつもより少ないメンバーで強風の中、慣れない足場で組み立てるという状況でしたが、特に大きなトラブルもなく終わることができました。

審査もパイロット付近のパイプに、もう少しクッションを追加するよう指示を受けましたが、問題なく通過。

このあとは、主翼のフィルムのアイロンかけの微調整をしつつ、そこらのちゃんぽん屋で飯を食ったり風呂に行ったりして、明日のための英気をやしなう時間。

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パイロットのインタビューとかもやってましたねー。

ちょうどこの辺で選手ミーティングと安全講習会があります。どこかの設計は、本番はボートなのでプラホに上がれないからといって、選手ミーティングに代表のかわりに出て、プラホに上ってきました。

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フュージョン!

夕方には、後発隊も合流しました。

そういえば、今年は節電のためかプラホのライトアップがありませんでした。

残念(´・ω・`)

決戦の日! 7.30(土)

東の空が僅かに白み始めた頃、薄暗がりの中で、鳥人間達が目を覚ます。そして、夜明けと同時に最後の組み立て開始!

東京大学F-tec8

まず、翼を組み、お立ち台を並べ

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持ち上げて翼胴接合

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そして、完成した機体(カバーがまだついてますが)をバックに記念撮影!
(流木とか曇り空のせいで、この写真に何となく世紀末的な雰囲気を感じるのは私だけでしょうか?)

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こちらは新兵器。機体を運ぶ時のための通称「御神輿」です。4人でかつぎます。

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御神輿などをつかいながら浜辺を運んで、さらにプラットホームに続く道(通称、花道)に乗せて、上まで運んでいきます。

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順番が来てスタンバイ完了!緊張が高まる時です。

(ついでに、今年はペラが銀ピカなのでプラホの床の色が反射しているあたりにも注目して頂きたい。by ペラ班所属のせっけい)

3!, 2!, 1!, スタート!

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16to19

この瞬間は下のボートから見上げていたのですが、本当に時間の流れがゆっくりに感じました。軽くダイブした直後にエレベータで元の高度ぐらいまで引き起こしています。

実はこの時点では、まだポールの右から左に向かう旋回の予定。ポールの右を狙うぐらいで飛ばないと、北風に流されて距離のロスが大きくなると思ったからです。
旋回中に背風になる点については、ドボン会も大丈夫だったし持つだろうという判断。

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しかし、やはり出だしで北風に流されてポールの左側に出ていたので、余り無理をせず右旋回でいくことにその場で変更。横風があるため時々ふらつきますが、ほぼ安定してポールに向かっていきます。

ポールがやや近づいてきた辺りで、パイロットがボートに向かってピースサインを送ってきました。ボートのカメラ以外に写らないのが残念。

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そして、適度な位置でエルロンとラダーを同時に入れて旋回開始!舵は問題なく効いているようです。

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ログを見て頂ければ分かりますが、機首がホテルの方を向いた辺りで一旦舵を戻させて、また切って最後まで回りきる、というような操舵にしました。ロールがつきすぎて内滑りで高度が落ちるのを防ぐことを優先しましたが、もっと攻めた半径で回ることも出来たかもしれません。

旋回終了の推定タイムは1分30秒程度。ドボン会から12秒ぐらい、つくばから7秒ぐらいの遅れと思われます。

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高度は十分。あとはゴールを目指すのみ!旋回終了後にまたパイロットがボートに向かってピースしてきました。元気なのは分かったから高度管理に集中しろよw

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ゴール手前で着水のためにスーッと高度を落としています。

そして・・・ついに

ゴーーーール!

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かーらーの、着水!

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プラホ上でも歓声が上がります。

機体からの脱出後、後ろからレスキューのダイバーが来てるのに、勝手にボートの方に泳いでこようとして、パイロットが溺れそうになりかけたとかいう話は、パイロットの名誉のために無かったことにしましょう。

ゴール後ボート上でインタビューを受けて、ゴールして上がりまくったテンションにまかせて、パイロットと一緒に「一位じゃなきゃダメなんです」とか調子に乗ったことを言っていた気もしますが、黒歴史は闇に葬り去られました

タイムは2分36秒。ゴールから着水までの時間を考えると、去年の標準的なゴールタイムとだいたい同じぐらいでしょうか。ログと軌跡はこんな感じです。旋回はR90ぐらい?

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緑:機速 青:回転数 水色:エレベータ 黄:ラダー ピンクと茶色:エルロン

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そして、水揚げされた機体を回収中に、全チームのフライトが終わり、

準優勝が確定!

余韻 7.31(日)以降

翌日はディスタンス部門観戦と表彰式

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準優勝カップと共にsmile

帰ってきて。

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翼は綺麗に残っている部分も結構ありました。お疲れ様。

謝辞

私は紆余曲折の結果、11年度の設計を担当させてもらうことになったのですが、

大会では、狙い通りしっかり舵も効きましたし、目標以上の素晴らしい結果で今年を締めくくることが出来たことを、心から嬉しく思います。

もともと飛行機にめちゃくちゃ詳しいわけでもないし、航空学科所属でもない自分が設計をして本当に大丈夫なのだろうか?(そのくせエルロンをのせたいとか言っちゃったしw)っていう不安はずっとありました。

コンプレックスを払拭するために、自分なりにがんばって勉強したつもりですが、まだまだ学ばなくてはいけないことだらけですし、空力的にも機構的にも改良の余地ばかりの、とてもベストを尽くしたとかいう、おこがましいことの言えないような機体です。

でも、

とにかくやり切った!

少なくともそう思える機体でした。

震災の影響で一ヶ月以上作業が出来なかったりいろいろありましたが、そう思えるまでに仕上げてくれたチームのみんなには本当に感謝しています。

このチームの一員としてやってこれて、本当に楽しかった!

そして現在のF-tecをつくり、引き継いで下さった先輩方、

F-tecの活動にご協力下さり、時に貴重なアドバイスもしていただいた先生、OB,OGの皆様をはじめ、F-tecを応援して下さったすべての方にこの場を借りて御礼申し上げます。

F-tecはさらなる飛躍を目指していきます。今後ともF-tecをよろしくお願い致します。

11代表から

2011年度活動を終えて(8/21)

先日放送があったので、結果報告を兼ねてご挨拶を。

東京大学F-tecは、人力プロペラ機タイムトライアル部門に出場し、
2分36秒03,5 の記録で 第2位 でした。
放送では分かりにくかったですが・・・

昨年の結果を受け、TT部門で他チームと勝負できる機体を作る、というのが今年度の目標でしたが、
それに関しては、非常に満足できる結果となりました。1年間、チーム全員の努力が、納得のいく
記録という形で残ったことを、2011年度の代表として、誇りに思っています。

OBOGの皆様、顧問の先生など大学関係者の皆様、そして、鳥コンという場を与えてくださった、読売テレビの方々など、これまで、私たちの活動にご協力いただいたすべての人々に感謝したいと思います。

本当に、ありがとうございました。

大会をもって2011年度の活動は終了となりましたが、2012年度のF-tecはすでに始動しています。
新たな目標に向かい、さらなる高みを目指すF-tecを、これからもどうかよろしくお願いします。

行ってきます(7/27)

明日木曜日の夜、F-tecは琵琶湖に向けて出発します。

一年間というスパンで、僕達に出来うる限りのことはやったと思っています。
この一年間、本当にたくさんの作業、TFなど、たくさんのことをこなしてきました。
感傷に浸るのはまだ早いですね…

納得のいく飛行機を作り上げることは出来ました。あとは、結果がついてくるのを待つだけです。今年のF-tecは一味も二味も違います。新たな一歩を踏み出したF-tecのフライトに、どうぞご期待ください。

最終説明会(7/4)

なんとなく気が向いたので久しぶりに更新。

昨日、TFの後に大阪での出場者最終説明会に行ってきました。なんだかいよいよって感じがしますね。フライト順抽選会もあり、クジを引いてきました。ねらってた番号は引けなかったですが、いい感じです。フライト順は「番組HPで公開されるまでは非公開」とのことなので、秘密です。

帰り道、ついでに琵琶湖にも寄って行きました。もうプラホが姿を現していてビックリです。浜辺が広くなってる印象ですが、あとは1年前に見た通りの琵琶湖でした。なつかしい・・・

残り4週間弱、少しでもいい記録が残せるように、がんばっていきましょう。

第一回試験飛行に向けて(5/9)

先日、組立試験を無事に終えることができましたので、F-tecは、15日早朝の第1回試験飛行に向けて、準備を進めています。個人的には、慣れない大量の書類作成に追われている日々です。

各班ともまだまだ準備しなければならない部分が多くありますが、無事に試験飛行がおこなえるよう、
頑張っています。
これから8月まで毎週末富士川が晴れてくれるといいですね。

出場決定!

大会事務局より通知が届きまして、F-tecは、第34回鳥人間コンテスト選手権大会タイムトライアル部門に出場が決定しました。

お世話になった方々、ありがとうございました。

大会に向けて、より一層励んでまいりますので、これからも東京大学F-tecをよろしくお願いします。

活動自粛について(3/17)

先日の東北・関東大震災に被災された方および関係者の皆様にお見舞い申し上げます。

さいわい、F-tecでは、部員全員の無事が確認され、機体にも大きな損傷はありませんでした。

現在、大学側より「全ての課外活動は自粛するように」という通達がなされており、作業その他の
活動は自粛している状況です。

そのため、19日に予定されております鳥人間学生交流会への参加も見送らせていただくことになりました。
大阪大学アルバトロス様には、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。

一刻も早い被災地の復興と、平穏な日常が戻ってくることを祈っています。

第34回鳥人間コンテスト開催決定!

よく見たらこのページぜんっぜん更新してなかったですね・・・
まあ、作業が忙しかったからということで・・・

懸念されていた来年の鳥コンですが、無事開催されるみたいで、うれしいです。
全体的にこれから作業が辛くなる時期ですが、手塩にかけた僕らの飛行機が琵琶湖で飛ぶ姿を夢見つつ、がんばります!

代表挨拶

2011年度代表のニシジマです。

今年度、F-tecは2(?)年生10名、1(?)年生11名で発足しました!

みんなで頑張って作った飛行機が大空に飛び上がる感動を感じることができたらいいな、と思います。

しょーもない代表ですが、のんびり、やって行く所存です。どうかよろしく。

11プロペラ班活動報告

11.8.9 ご無沙汰してます(by班長)

いやー、しばらく更新してなかったですね。ずうーっとかねこに任せっきりでした。今回はもう最後なので、今まで非公開だった写真を並べつつ11年度を振り返っていきたいと思います。(次の代がもう活動を始めているので本当は”前”班長とすべきなんでしょうが、ここは11年度のページなのでまあいいでしょう。)

DSC00286

まずはこちら! 何だこれ?って思うかも知れませんが、今年のリブ取り付け用の治具です。

今まで何年間かずっと同じ方式のものを使っていたのですが、いろいろ問題点があったのでそれを解消すべく今年は新方式で新たに製作しました。

DSC00296

リブ接着時の写真です。

この方式にすることで精度が少し上がり、手間が大幅に減りました。(実はこっちが目当てだったり・・・)

DSC00387

そしてこちら! 1号ペラ(完成版)です。

初公開は琵琶湖にしようとここで写真は出してませんでした。

試験飛行でもこのプロペラを使っていたのですが、試験飛行がすべて終わった後にきちんと塗装しなおしたので見た目のクオリティは格段に上がってます。

去年からやりたかった銀色の鏡面(?)ペラが一応は実現できました。

DSC00392

スピナー周りです。

DSC00398

内部構造はこうなってます。

10月ごろに試作をしてた紙にエポキシを浸み込ませるという手法(プロペラの外皮に使おうかと目論んでいたが結局ボツになった)をどこかで使いたくて、ここで使ってしまいました。

先端のとがっている部分はスタイロでできているんですが、円筒形の部分は紙とエポキシでできています。

さて、8/19の放送ではこの銀色のプロペラが夏の日差しを受けて湖上で輝く姿が見られます!(そのはず)

皆様ぜひご覧ください。

最後になりますが、この一年間の製作に協力してくださった多くの方々、本当にありがとうございました!

11.6.2 ファースト(byゲーテかねこ)

110531_222928111

夜の作業場にて。

(作業場。かねこ、登場。)

かねこ ええい。このバルサときたら、少女の肌のごとき滑らかさで己を誘惑し、魔女のごとき物性で己を欺く。
こんな没趣味な代物を、班長は3日で接着し遂げたというのか。
ああ、なんという器量の差!来年は己が後輩をいざない、4本のプロペラを形にせねばならぬとはまことか。
神よ、己の胸はやがて来る困難に張り裂けそうです。
この疲労と絶望に打ちひしがれた我が身を、このマインスイーパによって癒すことをお許しください。

(代表、大股で登場。)

代表 おい、お前は一体どうして、パソコンと戯れていられるのか。
2号ペラの締切りは、とくの昔に過ぎているぞ。
さあ、働け。働け。

(代表、かねこに詰め寄る。)

かねこ まあお待ち下さい。私とて生身の人間。骨の折れる作業には、必然として休息が必要なのです。
疾風のごとき狩りを終えた虎の、無垢に昼寝をする様をご覧になったことがおありでしょう。

代表 何をぬかすか。そもそも、半刻前に目にしたときと、全然進歩が見受けられぬぞ。

かねこ 全然というのは心外。まるで駄々っ子のごとく瞬間接着剤に従わないリブとの悪戦苦闘の後に、どうにか固定したのですぞ。
その隙に後縁の形まで整えたのは、まぎれもなく己です。

代表 ふん。

(代表退場。同時に班長が登場)

かねこ おお班長。今、しばしの休憩を取っていた所です。

班長 それは結構。だがしかし、後縁はまだまだ詰められるぞ。

かねこ なんてことだ!

(かねこ、班長と共に名残惜しそうに退場。)

(つづく。)

11.5.13 あの日見たリブの行方を僕達はまだ知らない。(byかねこ)

どうもすっかり更新に飽きたかねこです。マイブームはラムネです。

新入生が眩しいです。

ペラは、リブを1組紛失したりとか色々ありましたが、2号ペラ接着☆マジカ間近です。

あ、ミルミックスをスーパーカップにかけるととても美味しいですね。

11.4.12 夏学期でもなく春休みでもない(by設計)

という状況で工学部生は作業しているわけで。気がついてみると2ヶ月ちかく更新してなかったわけで。

ペラは一応完成して、今はペラ班長の手で絶賛塗装中です。こんな感じで。

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仕上げをどうするか色々案が出ていて、完成が楽しみです。(今年は電気ネズミ以外の方針の予定)

11.2.19(土) 試験終わった! (byかねこ)

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現在584m

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現在バルサ接着

11.2.11(金) ズガーン! (byかねこ)

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11.2.2(水) 名翼伝(by中島敦かねこ)

平成二十三年冬二月、回転翼班の将卒は万里孤軍、江戸国本郷にて回転翼の製作に勤しんでいた。回転翼の完成これ児戯にあらざるなりと己を鼓舞し続ける。江戸の厳寒な建物風に悄然とし炉端に甘んずることも無い。

彼等の志とする所、これ即ち天下無二にして崇高と呼ぶにふさわしい二葉の回転翼であったが、煩瑣を忍び愛情を込め精力を注ぐことあまりに甚大であった。この男達自身、自ら創りださんとするこの翼に畏敬を表さずには手を下すに至れないのだ。

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さてこの厚く遇せられている回転翼、骨枠の間に淡青色の詰め物を(当然の事ながら)余す所一塵も無く接着させられた次第である。

(つづく)

11.1.23(日) Whisper words of wisdom LET IT BE(エポキシが硬化するまではそのままにしておきなさい) (byばっは改め、せっけい)

去年は結構更新してたんですが、今年はペラ班wikiには初登場です。

さて、昨日接着を開始したわけですが、24時間寝かせたものがこちらになります。(○分間クッキング風)

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いや~、形が見えてくるとやっぱりテンション上がりますね。しかも、今日は残りの班員が来れないから、一人いいとこどりですよ。ニヤニヤしながら治具との接着をはがして、ニヤニヤしながら、眺め回していました。

この段階での重量は去年とほぼ完全に同じでした。表面処理を去年と比べてどこまで綺麗に出来るかが勝負ですね。

11.1.22(土) Oops!…I did it again(あっ、またやすりすぎてしまった!). I played with your heart(あなたが作ってくれたスペーサーなのに), got lost in the game(スケジューリングが・・・). Oh baby, baby(すいません先輩).(byかねこ)

最近タイトルが暴走気味です。今日はとうとうリブ接着をしました!

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圧観ですね

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MDFの板にリブを貼って、

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桁を通して、エポキシで接着です

11.1.13(木) カッコカワイイペラ宣言!(byかねこ)

サークル内で風邪が流行ってます。人が集まらず作業が進まなかったり、、、そんな時に備えて、他班を知っておくのも大事っすね!

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食後にアイスを食べながら帰る部員達。

風邪予防のためです。うそです。

11.1.8(土) 『リブをやすりすぎることができるのは、リブをやする勇気を持った者だけだ。』(byかねこ)

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桁の外径に丁度はまるように調節する桁穴やすりも完了しました。スペーサーを完成されたらいよいよリブと桁を接着できそうです。

10.12.27(月) 『お前は今までやすったリブの枚数を覚えているのか?』(byディオかねこ)

今日CFRP製桁が到着しました!もちろんリブも準備完了です。

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左:届いた桁 右:今日のスカイツリー(539/634m)

10.12.18(土) 『パテは一度覚えるとクセになりそうで。』(byかねこ)

肉抜きもほぼ完了。桁が届くより早くリブを完成できそうです。

肉抜きはリブを軽量化するために、ボール盤で穴を開けていく作業なのですが、小さいリブでは案外ミスったりします。

ところで、今「3Dプリント」が巷で話題ですが、木材やスタイロフォーム(ポリスチレン)でも実用化されたら、鳥人間業界で革命が起きるんじゃないでしょうか。

スカイツリーは、5日から3メートル伸び、514mになったそうです。
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先端部分と思われる箇所が飛び出てます。これを上方へ引き抜いていく・・・?

10.12.5(日) 511/634m (byかねこ)

もうすぐリブ切り&やすりが終了します!今週中には肉抜き等できそうです。それにしてもやはり先輩は手際が良くて上手ですね!!

(写真:廊下奥から見える夜景。中央奥に見えるのは建設中のスカイツリー。柱の中で先端部を組み立てて、先っちょまで引き揚げるらしいです・・・なんじゃそりゃ!?)
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10.12.1(水) 『ねぇ、秒速200センチなんだって』『え、なに?』『ペラの先端が回るスピード。秒速200センチメートル』 (byかねこ)

もう12月なんですって!2010年も残すところあと30日です。

ペラ班は遊びながら順調に作業を進めてます。

(写真:型紙を貼り付けたベニヤと、フレッシュな班長)
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10.11.14(日) 本製作開始! (byかねこ)

あまり寒くなってませんね。駒場の図書館から見える木々の紅葉具合が、秋を思い起こさせます。追試の結果は思い起こしたくないです。

ペラ班では先週からいよいよ本製作が始まりました。1年生、2年生で着々と進めています。

来週はいよいよ駒場祭です。昨年度の結果報告などをします。是非見に来てください。1号館2階の教室です!

(写真:歴代のペラと、新作のリブ)
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10.10.28(木) 追試は二度と御免 (byかねこ)

朝からものすごく寒いです。秋はどこに行ってしまったのでしょうか。ちょっと探してきます。

ペラの設計が上がるまで一年生は特にタスクもなく、キャリアを直したり他班を手伝ったりだべったりしてます。


ところで、風力発電のプロペラが3枚の理由としては、

・奇数枚のプロペラは安定。(回転バランスが良い)

・枚数が多いと、羽根同士で抵抗を及ぼしあう(羽根の回転速度が不安定になる)。また羽根をつくるコストも上がる。

だそうです。前者の理由はいまいちピンときませんが。

人力飛行機のペラはほとんど二枚だけど、いつか三枚を試してみたいです。効率は落ちると言われるけど。。。

追試も終わったことだし、ペラの本でも読もっと。

ではまた!

10.10.22(金) ガラスクロス用エポキシの匂いは、カップ焼きそばのそれと似ていると思う (byかねこ)

今日ついに試作ペラが完成しました!

試作で得た経験で、本番ペラもしっかり作りたいです。

↓がその写真。左上に吊り下げられているのがそれです。ガラスクロスを貼り付けて、乾燥させています。

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主翼班の人々は、なんか翼に名前つけてますね。・・・この試作ペラの名前は「かえで」です。今決めました。花言葉は「非凡な才能 遠慮 確保 自制」です。僕にぴったりですね!

10.10.13(水) テカテカしてると凸凹がばれる (byこま)

あんまりちゃんとした活動報告をしてなくてすみません。

今日はとりあえず上級生の試作が終わったので報告します。

今年は新入生に作り方を教える試作のほかに、新しい方法を試すための試作も並行して行いました。

そしてその新しい方法で作った試作ペラ(一部分だけ)が完成しました!!

こちらです!

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ツルツルですね。実はこれ、紙でできてます!

ケント紙にエポキシを含浸させて表面を固めてます。

まだこの方式で本製作をするかは検討中ですが、なかなかいいんではないかと思っています。

10.10.8(金) 試作なう2

兼古です。追試が迫ってます。
・・・大学生と言ったら追試、追試と言ったら大学生。大学生なら1度経験するものですよね!!!(一度で済むかな。)

リブを11枚使った試作も佳境に入っています。

リブの間の充填ってどのくらい必要なんでしょうね。あまり手間はかけたくないけど、万が一壊れたら悔やみきれません。

10.9.29(水) 試作なう

初めまして プロペラ班1年の兼古です。

毎日が秋休みだったらいいのですがね。休みもあと1週間ほどです。

只今11枚のリブを作って、新入生の練習を兼ねた試作ペラを製作中です。

やすりがけがなかなか難しいですね。垂直を保つ点などが。

2年生は(まだ秘密)に(まだ秘密)を染み込ませるなど、色々試しているようです。良い成果が出るといいですね。

1年間よろしくお願いします!

10.9.15(水) 発足しました

すっかり更新が遅くなってしまいました。今年度プロペラ班班長の駒崎です。

今年度は2年生2人と1年生2人でやっていきます。よろしくお願いします。

11計測班活動報告

計測班活動報告

11.7.27 こんなかんじ

こんなかんじです (でけーな… でも縮小すら面倒だった)
追記:間違いがあったので差し替えました
WS000138_3
ログ
WS000137
書くべきことはいろいろありますが、鳥コン本番直前なので終わってからにします。
交流会でも詳しい話をすると思います…

以上

11.7.13 ちょっと試してみた

今年のメイン基板はGPSが吐く生データを記録していないので、Google Earth等の地図ソフト上に飛行軌跡を
表示させるのに若干手間がかかります。
具体的にはログから緯度・経度・時刻等の情報を抽出して、それをGPSが吐くフォーマット(NMEA形式)で出力
し直すことになります。大したプログラムでもないですが、手間を減らすためにログビューワに機能を追加する形で
NMEA出力機能をつけました。
ログビューワが吐く偽装NMEAはこんな感じです。


$GPRMC,000352,A,3507.4706,N,13837.8479,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000352,A,3507.4706,N,13837.8479,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000352,A,3507.4675,N,13837.8479,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000353,A,3507.4675,N,13837.8479,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000353,A,3507.4640,N,13837.8479,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000354,A,3507.4640,N,13837.8479,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000354,A,3507.4603,N,13837.8539,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000354,A,3507.4603,N,13837.8539,E,,,030711,,,1
$GPRMC,000355,A,3507.4603,N,13837.8539,E,,,030711,,,1
これがずっと続く

Google Earthを起動して
「ツール」→「GPS」にチェックを入れるとGPSインポートダイアログが出現します。
「デバイス」をファイルからインポートに指定してやって、他はデフォルトのままインポートしてみました
(ここで拡張子が.logでないとうまくいかないものがあるようです。詳しくは調べてませんが)

インポートした瞬間インド洋に移動したりはしましたが、日本に戻れば富士川の河口に矢印が見えるので
拡大して、このとおり!
WS000132
第7回の最後のフライトです。滑走路飛び切りとして行いました。

次は第8回の6本目(たしか)です。
WS000134
パスを適当に(パイ型に)書き込んで、定規ツールでざくっと測ってみます。
およそ140mでした。どうなんでしょうね?

11.7.7 久しぶりです

第三回以降の報告をしてませんでした。
特に目立った不具合等もなく、ほとんど書くこともなかったのですが…

ひとまず第七回試験飛行でエルロンを動かしたことを報告します。
実際には第三回からエルロンが動作する状態で持っていっていましたが、操舵試験での動作確認どまりで、
実際に飛行しているときに動作させたのは第七回が初となります。
(実は、パイロットが無意識のうちに「切っちゃってた」というのは数回あったのですが…)
詳しい状況や挙動は試験飛行報告のページにあります。

第七回で残念だったのは、せっかくきれいな値がとれるようになっていた高度計が、台座部が若干
ずれてしまったことで、最後の飛び切りの際の高度が正しくとれなかったことです。
原因ははっきりしているので、ずれないようにちゃんと固定しておきます。

あとは、操縦桿の操作性が良くないという話だったので、予備操縦桿の製作と合わせて調整をしています。
(設計さんが手伝ってくれています!!)
ひとまず操縦桿に不感角を設定して(一定以上切らないと反応しない)、次回のTFで様子を見ることにします。

11.5.24 第二回試験飛行報告

第二回TFの報告です。
・作業の進捗状況
前回書いたTODO:
操縦桿の固定部の製作、エルロン部の基板・リポ固定部の製作
高度計が変な値を返す問題の修正(台座で振動を吸収 / スレッショルドの調整)
回転計の追従特性のパラメータ変更
予備リポ確認
ツールリスト確認
については、一通り終わらせた状態で持って行きました。

・TF時の動作
左翼のエルロンが動作しませんでした。その場でいくらか検証したところ、
左外翼内でファイバーに異常が見られました。
前回うまく動作しなかった高度計は、スレッショルドを調整することでだいぶ
安定しましたが、まだ値が飛ぶ現象が見られました。
操舵まわりに関しては、特に異常はありませんでしたが、2本目の飛行でロガーが
初期化時に操舵との通信を確立できず、操舵のログが残りませんでした。

・良かった点
操舵基板に初期化完了のインジケータをつけたため、トリム調整などの作業が
格段にしやすくなりました。
必要なツールをまとめたボックスを作ったおかげで、組み立て、解体の作業効率が
格段に上がりました。

・反省点
高度計は再度調整が必要

・検証
起動時に操舵を発見できなかったのは、I2Cのビットが一部1が0に反転していたことに
よります。(詳細はログ)普段は起こらない現象なので、操舵が見つからないときは再起動を促す
警告音を発することで解決します。
左外翼のファイバーは、作業途中に断線したものと思われるので、ファイバーのみ
取り外して断線箇所を特定し、必要があれば再び問題が起こらないように対策して
取り付ける必要があります。
高度計は、前回とは逆に感度を低くしすぎたようです。

・次回までのTODO
ファイバー修理
高度計調整
テンポブザー再調整

最後に、第一回と第二回のログを載せておきます。tflファイルの中身はテキストです。
第一回試験飛行
第二回試験飛行

11.5.17 第一回試験飛行報告

お久しぶりです。
第一回TFに行ってきました。計測班の報告です。内容を電装関連に絞って書きます
前に書いたとおり、今年はTF時の使いやすさを目指しました。
その点を踏まえて第一回の反省です。
・作業の進捗状況
エルロン制御基板と操縦桿を除いて完成しています。操縦桿は仮固定、
エルロンは添え木で固定した状態で持って行きました。
・TF時の動作状態
操舵部、ロガー部ともにおおよそ問題なく動作しました。ただ、高度計は地面走行時に
変な値を返すことがありました。浮いているときは正しい値を返していたようですが、
浮いた瞬間を判別するのが難しいログになってしまいました。
細かい点では、回転数計の追従が自然でない、トリム調整時の操舵のリセットの
タイミングが若干想定より遅れる、の2点が気になりました。
リポの充電し忘れがあり、途中で残量がなくなりかけたため、その時点で撤収を
決めました。
・良かった点
フライト後のログの確認は想定どおり素早くできるようになりました。パイロットも
メイン基板のスタートさせ方を覚えてくれたので、ログをスタートさせてから
グランドクルー配置につく時間の無駄をなくすことができました。
・反省点
どのツールが必要で、どこに収納されているかがちゃんと決められておらず、
積み込み時にもたついた点(持って行くのを忘れたものはありませんでした)
リポの充電し忘れがあり、最後に2本くらい飛ばす時間があったのに撤収せざるを
得なかったこと
各部チェック時の必要ツールを洗い出せておらず、テントに取りに戻る時間のロスが
あったこと
トリム調整用の基板の準備、およびその時のパソコンの扱いに若干手間取ったこと
・来週までのTODO
操縦桿の固定部の製作、エルロン部の基板・リポ固定部の製作
高度計が変な値を返す問題の修正(台座で振動を吸収 / スレッショルドの調整)
回転計の追従特性のパラメータ変更
予備リポ確認
ツールリスト確認
全てできるかわかりませんが、金曜日に再度全機器をつないだ試験を行います。

11.4.1 クリエイター募集のお知らせ

春になりました!
気持ちいい陽気に誘われて、上着を着ずに出掛けては夜寒い思いをする毎日です

大学では早速新歓活動が始まりましたね
今日の諸手続きでテントに来てくださった新入生のみなさん、本当にありがとうございました。

さて、さっそくですが新入生の皆さん、F-tec計測班で電子工作をしませんか?
F-tecは人力飛行機を作ってますが、実は電装もかなり重要なんです。
電子工作が好きな人、なんか電気で動くガジェット作りたい人、とにかく中身を
見たくて電化製品分解しちゃったことがある人、みんな来てください。
経験は問いません。全部教えたいのでww
もしこの記事を読んで興味を持った奇特な人がいたら、ぜひサークルオリ来ましょう。
F-tecのブースで待ってます(鈴木)

11.3.9 そういえば…

そういえば最近全然更新してませんでした。
そういえばこの前風洞試験をやったんでした。(2/22でした)
非常に寒かったです(外より寒いって何事?)
今年の機速計は去年の物を使い回す方針でいるので、去年のを再測定という形になりましたが、
おおよそ去年と同じ特性であることが確認されました。

風洞試験のデータ解析は、もうちょっと理論を知らないと意味のある解析にならないんじゃないかとは
思いつつ、そんな暇はありませんと言い訳しときますw

そういえば、もうすぐ交流会ですね。
現在計測班はパイロット射出機構のメカ部分の動作確認に追われています。嘘です。

11.2.18 勢ぞろい

メイン基板が光った記念\(^o^)/
DSC00329_2

11.2.2 DMAで液晶(鈴木)

PSoC3のDMAコントローラを使い、秋月の液晶モジュール(SG12864A)を制御する実験を行いました。

SH3F0066
中央の針が20秒ほどで1回転します。CPUがバッファを書き換え、DMAがバックグラウンドで
バッファの内容をLCDに転送しています。
転送レートは(計算上は)30fpsほどで、実用上まったく問題のない速度が出ています。

PSoC3の内部回路は以下のようなものを作りました。
WS000018
PWM_2はDMAのリクエスト信号とLCDのE信号の生成タイミングを規定します。
PWM_1はLCDのチップセレクトとデータ/コマンド信号を生成します。SG12864Aは2つのLCDコントローラが
画面の左右をそれぞれ担当するようになっているので、CS1、CS2を適切に使用し、2つの画面でうまく画が
つながるようにデータを出力する必要があります。ここではCS1nCS2がHのとき上の写真の向きで画面右半分、
Lのとき画面左半分を担当するチップが選択されます。原点は上の写真では右下にあり、X座標、Y座標はそれぞれ
左側と上に向かって増加します。このため画面右下を先頭アドレスにとるフレームバッファを用意し、最初の
64クロック分はCS1側にデータを出力し、続いて64クロック分のCS2側のデータを出力するようにしています。
PWM3の出力は128バイトのデータに続いて1バイトのコマンドをそれぞれのチップに送信するようになっていて、
フレームバッファの最後にそのための2バイトのコマンド用スペースを確保しています。このコマンドでYアドレスを
インクリメントするようにすることで、CPUが全く介入することなく周期的な全画面転送を実現しました。
PWM_3は転送周期を決定しています。PWM_3に入力されるクロックの、最初の8クロック分だけ出力がHになるように
なっていて、この間だけE信号及びDMAリクエストが発生するようになっています。ここでは周期を30としたため
フレームレートは
500kHz(入力クロック) / 4(PWM_2の周期) / 130 / 30 = 32.05
より、30fps強となっています。(というよりなっているはずです。CPUのバッファアクセスとぶつかったりして
これより遅くなることはあるのか?)

WS000016
メイン関数の初期化が終わった以降のところです。lcd_line関数とlcd_clear関数はフレームバッファを書き換えるだけの
処理をしています。初期化が終わった後はDMAに全く関わることなく画面が更新されていきます。

PWM_3で周期ごとに割り込みを生成し、それをCPUで処理することで、1フレームごとに任意のタイミングで書き換え
処理などができるようになります。DMAのTDを工夫すれば画面の1部分だけ書き換えもできると思われます。
まだ最初につくったlputc関数とlprintf関数をまだDMAに対応させていないので、これらの関数を呼び出すと表示が
壊れてしまいます。DMA不使用のlputcとlprintfはデータ送信が最も少なくて済むように、LCD側の縦スクロール
機能を使っていましたが、DMAを使った場合送信データ量は気にしなくて良いので、もう少し分かりやすい
挙動をするように書き換えるつもりです。

11.1.30 これはバグでしょうか?(鈴木)

PSoC Creatorを使っていたところPWM(v1.50)でよくわからない現象に出くわしたので報告します。
具体的には、PWMをワンショットモードで使用したとき、トリガが最初の1回しかかからないというものです。

テストプロジェクトを使って実験してみたのですが、
回路図:
WS000013
PWM_2の設定:
WS000008
出力波形のイメージ:
WS000012

最初のPWM_1の出力でPWM_2のトリガが掛かっているのは良いのですが、
それ以降PWM_2のトリガが掛かっていません。
データシートを読んだところワンショットモードで動作中は、カウンタを
リセットしなくてもリトリガすることができるはずなのですがこれはバグでしょうか?
単なるデータシートの解釈ミスかも知れませんが、一応書き留めておきます。

追記:
最初のPWM_1の出力の立ち下がりからPWM_2の出力が1クロック遅れているのはデータシートの
記述と矛盾しません。
2011/2/2 使用したデバイスはCY8C3866PVI-021ES2です。プロジェクトをアップしました。
psoc3_pwm01

11.1.28 昨日の続き(鈴木)

昨日のPSoCライタ兼EEPROMライタですが、わざわざ両方書き込めるようにした
のには理由があります。

下の回路図を見てください。(必要なところ以外は省略してあります)
PSoCwithEEP

実は、こう接続することでISSPのコネクタからPSoCとEEPROMの両方に書き込むことができ、
かつ通常動作時はPSoCからEEPROMの内容を読み出すことができるようになっています。

通常動作時はSDA、SCLともに4.7kΩでプルアップされているので、この2線はI2Cバスとして動作します。
内臓のI2Cを使い、PSoCがEEPROMのデータを読み出すことができるようにP1[0]-P1[1]に配置しています。
こうするとPSoC Designerは「ISSPのピンとかぶってる」とWarningを出してきますが特に問題なく
動作します。
PSoCの書き込み時はライタ側からSDATA、SCLKラインに信号が供給されます。この信号はI2Cとは
プロトコルが違い、I2Cでのスタートコンディションに相当する信号は発生しないので、EEPROMには影響を
与えません。仮にEEPROMが何らかの反応をしてしまっても、PSoC書き込み時はXRESは0に保たれていますから、
EEPROMにはライトプロテクトがかかりデータが破壊されることはありません。
EEPROM書き込み時はライタはSDA、SCLラインをプルアップし、XRESを1にした状態で書き込みを行います。
この時WP端子は0になるのでEEPROMには正常に書き込むことができ、かつこの間はPSoCはリセットが
かかっているので、PSoCのフラッシュが破壊されることもありません。

この回路は操舵系のコクピ側のPSoCが、尾翼のトリムを記憶するところに使う予定です。
TF時には何度もトリムの調整値を書き換える必要が出てくることが想定されますが、この回路を使う
ことで、EEPROMの書き換えにも、PSoCの書き換えにも同時に対応できます。さらに、PSoCのプログラムを
スタート時に1回EEPROMから値を読み込むようにしておくことで、ライタを接続したままPSoCをリスタートさせ、
すぐに結果を確認することができます。EEPROMは必要なところのみ書き換えるようにすれば良く、PSoCの
プログラム中にデータを埋め込むより書き換え時間も短くできるでしょう。PC側のソフトはトリム調整用のものを
用意し、ボタンクリックで書き込み→リスタートできるようにすれば、非常に効率を上げられると考えています。

今年の基板で使う予定はありませんが、さらに上の回路のトランジスタにもうひとつトランジスタを並列につなぎ、
ワイヤードORをとるようにします。この信号をPSoCが制御するようにすれば、PSoCの動作時にEEPROMを
書き換えられるようになります。こうすることでEEPROMにログを残して、ライタがそのデータを吸い出すように
すれば、簡易データロガーになります。タイムトライアル部門なら飛行時間も短いので機器の数が多くなければ
この回路で十分かもしれません。

最後にPSoCのサンプルプロジェクトをおいておきます。
上の回路で、昨日のライタをUSB-I2Cモードで使い、EEPROMから読み出したデータをそのままPCに転送します。
ライタのファームとPCソフトも更新しました。
i2ctest01

11.1.27 PIC→PSoC(鈴木)

前回の更新からだいぶ時間が空いてしまいました。テスト期間中暇を見つけては
何をやっていたかというと、USB接続PSoCライタ兼I2C EEPROMライタのデバッグをやっていました。
物自体はだいぶ前からあったのですが、動作が不安定だったので公開はしてきませんでした。
まだまだバグが残っていますが、致命的なものはほぼなくなり、英語一列の試験も終わったことなので公開します。
以下回路図と部品リストです。
PSoCWriter01

使用パーツ:
* PIC18F2550
* 20MHz水晶発振器(詳細不明・秋月)
* 74AC125
* 2SA950
* 1kΩ x 3
* 4.7kΩ x 2
* 0.1μF x 3(0.1, 4.7ともに積セラ)
* 4.7μF x 1
* USB標準Bレセプタクル
* ピンソケット1列 x 5ピン
PIC18F2550を中心として、数個のパーツだけで構成されています。20MHzの発振器は秋月のものです。
要するに1000円PSoCライタですね。PICライタを持っていれば一瞬で作れます。
トライステートのバッファが乗っていますが実際のところ必要ありません。バッファなし用のファームも
近いうちに作る予定です。というかバッファなくしたらブレッドボードにも乗りますね。
コネクタは2.54mmピッチのピンソケットを使えばMiniProgと同じように使えます。USBもミニBを使えばケーブルも
同じものが使えるはずです。I2Cのメモリに書き込むときはSCLKをSCLに、SDATAをSDAに接続します。(そのまんまです)

書き込み対応デバイスは、現在のところ
* CY8C21434, CY8C24894, CY8C27443, CY8C29466
* ATMELとMicrochipのI2C接続EEPROM(24CXX)の16kbitのものまで
については実際に確認しました。

最後にファームウェアとPCソフトをあげておきます。
PCソフトの操作性ががまだクソですが、徐々に改善していくつもり(あくまでつもり)ではあります。
余力があればいずれGUI化されるでしょう。(←誰かやってw)
psocwr08:ファームウェア/usb01.hexを使用してください
psocwrlib03:PCソフトウェア/USBドライバにMCHPFSUSB Framework 1.0(?忘れた)が必要です。
ドライバはMCHPFSUSBでググればたくさん出てきます。

追記:
現在確認済みで、未修正のバグ一覧
PIC側
* CY8C21534の書き込み時、デバイスIDがうまく取得できない
* 64kbitより大きいEEPROMに書き込みできない
* セルフパワーモードの基板に書き込みできない(ハードを修正する可能性があります)
PC側
* PSoC書き込み時にパワーサイクルモードでしか書き込めない
* その他UIの改善すべき点多数…

11.1.8 やることは多いが時間が足りない(鈴木)

言いたいことはタイトルのとおりです。2月中のロールアウトを考えると気分が沈みます。
去年から製作していたLED表示部 + メイン基板の実装を進めています。(写真がぼけてしまって
すいません)
SH3F0061

上は表示部で、LEDを半分くらい実装し終わったところでミスがないか確認し、ついでにくり抜いた
スタイロと紙を重ねてみたところです。この上にやすってスモークにしたグレー透明のアクリル板を
重ねる予定です。予想以上にきれいにいきそうですが、まだ太陽光下で確認していないので、光量が
足りているか分かりません。てか実際に実験して見えなかったらどうしよう…
下はメイン基板で、表示部の下に重ねて取り付けます。まだ全部の部品の実装は終わってないですが、
中央に載っているのがPSoC3(CY8C3866)、左上に載っているのがCY8C27443です。27443はLED制御用で、
すぐ上に並んでいるFETでドライブします。CY8C3866とCY8C27443の間はI2Cで通信する予定です。

まだSD用の子基板を作ってないのでES3でSDを動かせるのは少し先になりそうです。GPS、音声出力、
I2Cに関してはぼちぼち実装と動作確認を進める所存であります…

この基板は、キャラクタ液晶みたいなのが載っていないので、デバッグ時には外部に何かしらディスプレイが
欲しいところです。自作のUSB-I2Cブリッジがあるのでパソコンの大画面を活用すべくそれを使いますが、
どうやらセルフパワーの基板を正しく認識してくれません。(バグですな) I2C EEPROMの書き込みも不安定
なので検証しないといけません。(バグですな) 冬なのになかなかこのバグたちが活動をやめないので困りますが、
それなりに取れたら、そしてWindows側のプログラムがちょっとはましなのが出来たらまとめて公開します。
しかし手持ちのPICライタも時々不審な挙動を示す… なんとかしてくれ!

今年もうひとつ考えているのがカラー液晶の活用です。なんとも嬉しいことに今月のトラ技の特集が
カラー表示デバイスです。書籍部がフライングしてくれたおかげですでに手元にあります。(1/7に入手できました)
今からじっくり読もう。
具体的にはPSoC3のデジタルブロックを使ってLCDコントローラできないかな、と考えているのですが、
頼みの外部バスインターフェースはまだPSoC Creatorのコンポーネンツにありません。LCD用にPSoC3を
ひとつ割り当てるつもりですが、CPUにどの程度処理を割り当てようか悩みます。デジタルブロックだけでは
出来ないと思うのですが、CPUをフルに使いたくはないので…
まだ完全に妄想の段階ですが、基板の設計だけは進めます。

最後に、PSoC 3/5のセミナーが2011/2/9にアキバであるみたいです。この日は必修のテストが3つもあって、
煮ても焼いても消えてくれません。単位が消えてもよければ行くのになあ!!進振りがなければいくのになあ!!

あけましておめでとうございます SPIのバグ(Cypressは悪くない)(鈴木)

先日公開したSDのプロジェクト(psoc3_sdcard01)ですが、OBの方からうまく動作しないという報告を
いただいていたので調査しました。実際に動かしてみると、CPUクロックとSPIクロックの比が一定の条件を
満たしていないと正常に動作しないようです。

MiniProg3のオンチップデバッグ機能を使って調べたところ、どうやらうまく動いていないときは
* 最初のSPI送受信関数呼び出しの際に受信FIFOにデータがない
* それ以降はSPIが期待したデータを返さない
ことが判明しました。シフトレジスタのシフト完了を待って受信FIFOからデータを取り出しているので、
正常に動いていればFIFOにデータがないということは無いはずです。PSoC3のSPIモジュールのバグかも知れないと
疑ったのですが、よくわからないのでSPIのテストプロジェクトを作って実験しました。
spiloopback
↑こんな回路です
実験してみると、どうやらうまく動かないとき、SPIの受信データが一つずつ後ろにずれて取り出されるようです。
もう少し手がかりを得るために、Cypressの公開しているサンプルプロジェクトと見比べてみました。
すると…

これ(自分のソース)シフト完了をTX_FIFO_EMPTYで検出してるwww

そうです。

TX_FIFO_EMPTYフラグが立つのはFIFOが空になったとき、つまりデータがシフトレジスタにロードされた時ですから、
これを検出してもシフト完了を検出したことにはなりません。シフト完了はそれを示すフラグが別にありました。
(BYTE_COMPLETEです)クロック比が一定の範囲内だと、このフラグが検出されるときちょうどシフトが完了していて
うまく動いているように見えていただけでした。
fifo
これを修正したところ、あっけなく動いてしまいました。(Cypressは悪くない!)

SDにひたすらログファイルっぽいデータを書き込むプログラムを作ってCPUクロック60MHz、SPIクロック8MHzで動作させた
ところ、20秒ほどで50KBほどのファイルができていました。
最後に一式をあげておきます。Readmeはノウハウ集です。psoc3_sdcard01_20101231.zipに入っているものと同一です。
{{attach_anchor(psoc3_sdcard01_20101231.zip)}}
psoc3_spi01
{{attach_anchor(psoc3_sdcard02.zip)}}
Readme

大みそかは紅白を見ながらPSoC3をいじって終わりました。2011年も計測班をよろしくお願いします。

10.12.28 PSoC3のリセットが???(鈴木)

先日外部から電源を供給するとPSoC3に書き込みができないと書きましたが、どうも間違いだったようです。
今日もう一度試したところ、正常に書き込みができました。
ひとつはまり所があって、PSoC Programmer上で、Options->Programmer Optionsで出てくるダイアログの
Auto-reset of ChipをDisableの方にしておかないと、書き込み後PSoCが反応しなくなります。
この項目がどういう意味なのかいまいち理解していないのですが、Enableだとリセットピンが効かなくなり、
(強制的にグランドにショートしてもリセットされない)結果的に電源を入れなおさない限り次の書き込みも、
通常動作もしなくなります。

先日の書き込みできなかった現象は、半田不良かなにかなのかもしれません。(その後何箇所かあたため直しています)
Auto-reset of ChipがEnableになっていると、いったんデバイスが書き込みモードに入ってしまったとき
リセットが効かなくなってしまったことと、フラッシュがまっさらなチップではリセット状態なのか、
書き込みモードなのか、通常動作なのか判別できなかったために、
最初の書き込みでリセットは効く→MiniProg3がクロックを供給するのでデバイスは書き込みモードに入る
→半田不良でDATAラインが正しく拾えない→永久にリセットが効かず、以降反応なし
のようなループに陥っていたのかもしれません。

Cypressのドキュメント(AN62391)によれば、PSoC3はパワーオンリセットや外部リセットが解除された後、
8μsの間にSWDCKピンに8クロック以上クロックを検出すると書き込みモードに入るとあります。
外部からリセットをかければ1.6MHzのクロックでも余裕なんでしょうが、パワーオンリセットでこの条件は厳しすぎる
ように思います。
PSoC1でも書き込みモードに入る方法は同じような感じになっていますが、こっちはその窓が3msもあり、
しかもPSoC側がそのタイミングを教えてくれるようになっています。このおかげでPSoC1は、
基板に実装された状態でも信号さえ拾えればパワーオンリセットで書き込みができたのですが、
PSoC3ではこんなに厳しい条件になって、パワーオンリセットで書き込むことは果たしてできるのでしょうか?
これをまじめにやろうと思ったらチップの消費電流をモニタして、急激な増加をトリガにクロック開始…
なんて非現実的ですね。MiniProg3がこんな機能持ってたらすごいですけど…

10.12.26 ES3動きました(鈴木)

PSoC3 CY8C3866PVI-021ES3をメイン基板に実装し、動作を確認しました。

最初の状態ではMiniProg3がデバイスを認識できず、書き込みができませんでした。
MiniProgがデバイスからの信号を拾えていないのか、デバイスが書き込みモードに入れていないのか
波形を見ていないのでわかりませんが、
*Vddio0とVddio2に3.3Vを供給していたのを5Vに変更
*外部電源をダイオードで分離しMiniProg3からの供給とぶつからないようにする
*外部オシレータ取り外し
*(ES2のバグを疑って)USB D-端子をプルダウン
で書き込めるようになり、順番に元の状態に戻していったところ、最終的に外部電源の分離だけは必要だとわかりました。
USB D-端子はプルダウンしないでも書き込みはできます。
(USBを使うように配線した場合の動作は未検証です。USBを使う予定はないので…)
外部電源を使用していてもリセットが効けばうまく書きこみはできるはずですし、
MiniProg3から供給して書き込む時の挙動を見ていると、最初にリセットが掛かっていない状態で電源が立ち上がり、
数百ミリ秒後(この時CPUは動作を開始している)にリセットがかかって書き込みモードに入っているようなので、
リセットが効かないということはないと考えて良いはずなのですが、うまくいきません。

結論としては、PSoC3に供給する電源のみ基板上で分離し、通常動作時は基板全体に供給、
書き込み時はMiniProg3からPSoC3のみに電源を供給するように設計すると失敗がないと思われます。
CPUが動作を開始してから書き込みモードに入るので、電源を分けた場合、周辺回路に電源が供給されずに
ピンにHレベルが出力される可能性があるので、そこを何とかしなければいけませんが、
まだES3はエラッタが出ておらず、この不具合の全貌が見えてきませんので一応この方針で行くことにします。

あと、PSoC Creatorのアップデート日が、Advanced Searchのページでは12月に入ってから
更新されたことになっています。ダウンロードのページでは日付が変わっていないので謎ですが、一応更新しました。

10.12.17 メイン(鈴木)

メイン基板の設計を終えました。今年の基板はTF時とデバッグの際の使いやすさを目指しています。
具体的には、
*SDスロットを表示パネルに載せることにより、TF中ログをすぐに回収できる
*各部の電圧をTF時のログに残し、デバッグに活用できるようにする
*統合できる機能は統合し、配線を減らしてメンテナンス性を上げる
の3つを重視して作りました。
前述のとおり、今年のメインにはPSoC3が載ります!
PSoC3を中心としてかなり盛りだくさんになってしまいましたが、以下今年のメイン基板の仕様です。
* 使用マイコン:PSoC3 CY8C3866PVI-021ES3
* インターフェース
* I2C x 2 (各種機器との通信用、表示部用)
* 回転数用パルス入力
* microSDコネクタ
* 外付け用SDインターフェース
* 音声出力(?)
* その他
* GPSモジュール
* 5.5-10V入力、5V出力のDC/DC
* テンポ確認用圧電ブザー
* 入力電圧(LiPo電圧)、5V系、3.3V系電圧の監視とログ
PSoC3も先輩に注文してもらっていたものが届いていました。
さっそく明日加工機で基板を製作し、少しづつ実装して動作確認を進めます。
パターンミスがありませんように…

あと、PSoC3を使うことにより、ピンのピッチが狭いのでTF中とか水滴がついて誤動作しないか若干心配ですが、
対策はおいおい考えることにしよう…

10.11.30 LED表示部設計中(鈴木)

今年も表示部はLEDとLCDの2つを搭載する予定です。
LEDの方に回転数、高度、機速を表示し、LCDの方にその他の情報を表示します。
LCDは主にTFやデバッグで使う予定です。ちなみにカラー化の予定。

さて、そのLEDですが、今年は7セグを自作します。
アクリル板(やすってスモーク加工) + 紙(エッジをきれいに見せるため) + セグメントくり抜いたスタイロ
の順に重ねて、一番下にLEDを並べた基板を貼るつもりです。
市販の7セグLEDのようにエポキシ充填しないので、若干ですが軽くなるはずです。
駒祭で展示した試作とほぼ同じ構成ですが、光の利用効率を上げるためにチップではなく
(おとなしく)砲弾型のLEDを使います。うまくいくか…?

10.11.17 LifeGame(鈴木)

今日の英語一列の授業で出てきたので作ってみましたwww
そんだけです。

SH3F0047

PSoC3試作まとめ(鈴木)

試作のまとめです。PSoC3を使う際の参考になればと思い公開します。
まずは回路図から
PSoC3_testboard01
0.635mmピッチなので基板加工機で変換基板を作り(下の写真です)
ついでにLEDを載せて動作確認用としました。それ以外の周辺回路は
ユニバーサル基板に載せてUEW線で配線しました。
3つあるI2C用コネクタは昨年度の機器に使用されたものとアサインおよび
コネクタを一致させたので、すでに動作確認ができている機器をつないで実験できました。
あと実際のところ抵抗やコンデンサの定数は「机の上にあったから」という理由で
決定されました。ので決して最適値ではありませんwww

次にプロジェクトファイルです。
psoc3_test01
{{attach_anchor(psoc3_test02.zip)}}
LEDを点滅させるプロジェクトです(決してプログラムとはいいませんwww)

psoc3_lcd01
デバッグ用にキャラクタディスプレイがあると良いので、グラフィック液晶を
キャラクタ液晶のように使う関数を整備しました。ただし新しいプロジェクトのものほど
機能が充実しているのでこれはあくまで参考です。
ひとつ気づいたのが、提供されているprintf関連(具体的にはsprintf)で、
次のような裏技が使えました。
sprintf(buf, “%u”, dat[1], dat[0]); // datはucharの配列、dat[1]が上位バイトで
// 両方あわせてword(unsigned int = 16ビット符号なし)を作りたい
要するに%uはwordを受けるようになっていて、引数の総バイト数で帳尻が合ってればうまく
動くみたいです(エラーはおろかワーニングも出なかった気がします)
これを使えばいちいち (word)dat[1]<<8 | (word)dat[0] みたいなことをしなくて良くなります。

psoc3_i2c01
{{attach_anchor(psoc3_i2c02.zip)}}
I2Cのテストです。01で24C256の読み書きを行い、02の方では去年の計測機器をつないでいます。
どちらもLCDに結果を表示しています。

dma02
psoc3_を頭につける命名規則に従ってません(笑)
CypressのサイトにあるDMAのデモムービーを見ながら作りました。LEDだけ使っています。

{{attach_anchor(psoc3_sdcard01.zip)}}
本命です。ここに入ってるLCDライブラリが最新です。
ChaNさんのFatFsおよびサンプルプログラムを移植しました。というかほんとに移植だけです。
最初にSDの動作確認をし、LCDに結果を出します。
その後FATの解析と’test01.txt’の読み出しを行い、それぞれ順にLCDに表示します。
正常に動けば全部一瞬で終わるので、テキストファイルの最後のほうだけが表示された画面が見えるはずです。

最後に
このプロジェクトには含まれていませんが、デバッグ用にI2C-USBブリッジを使っています。
この代物I2CブリッジだけじゃなくてPSoC(1)ライタとI2Cメモリライタにもなる優れものなので、
(というかPSoCライタがメイン…)いずれまとめて公開します。ちなみに使用したマイコンはPIC18F2550です。
MiniProgより書き込み早いのでそれだけでも作る価値あると思うし…

10.11.14 FatFsを移植しました(鈴木)

PSoC CreaterにはまだSD Cardモジュールがありません。
てことで、ChaNさんによるFatFs(汎用FATモジュール)を使うことにしました。
コンパイラが再帰呼び出しが使えないので、
再帰を使わないように若干修正して、無事動きました。

再帰が使えないのってクソ仕様だと思うけど、メモリがそんな多くないから仕方ないかも。
PSoCではないけど、Microchip C18でインライン展開が使えないのをこの前知りました。
小規模マイコンでインライン展開は必須な気がするのだが…

10.10.23 DMA!!(鈴木)

PSoC3に秋月の(琵琶湖に落ちたと思われる)グラフィックLCDをつなぎました。
5×7のフォントをいれてキャラクタディスプレイとして使い、
とりあえずprintfしとけば画面に表示されるようにしました。これでデバッグも楽になるかな?
その勢いでI2Cもやってみました。去年の機器(これも琵琶湖に浸かった)をいろいろつないでみました。

PSoC3ってDMAが24チャネルも入っています。
というわけで明日はDMAの実験です。LCDとか、SDとかのデータの扱いが楽になるかも…(あくまでCPU的に)
カラー液晶とかもDMA使えば割と楽に(あくまでCPU的に)使えるかもしれません、と妄想してます。

写真とか張るとわかりやすいですがめんどくさいのでなしですorz

10.10.20 PSoC3(鈴木)

MiniProg3を入手しました!
↓その結果
SH3F0039
写真ではわかりづらいですが、6つのLEDがモヤモヤしています。
作業時間は30分ほどでした。回路図入力で配線ミスっててエラーがでて
「はぁ~~~????」ってなってましたがそれでもすぐできました。
PSoC Creatorはけっこういい感じです。というか回路図描いただけwww
流れとしては、
回路図描く(ここでCPUへのInterruptとか設定できる)→プログラム書く→ピンアサイン設定(!!)
といったところで、プログラム書くとこを除けばPLD開発みたいです。
これからメイン部に必要な各機能をテストしていきます。(今週の土日が勝負!!)
なんかCypressのサイト見てるとエラッタがいっぱいあります(しかも更新も多いみたいです)
消費電力がデータシート値を全く満たせていないのはまあおいといて、
この機能は使えません/使わないことを推奨します、みたいなのもたくさんあるので、
そういうとこではまらないといいですが…
てか早くES取れて欲しい。
プロジェクト一式:{{attach_anchor(psoc3_test02.zip)}}

10.09.21 PSoC3(鈴木)

PSoC(1)だとSDを扱うのに相当無理があるので、
どうせならGPS受信等も統合してしまうと良いと思いマイコン変更を考えていたのですが、
どうやらPSoC3が入手可能みたいです.早速入手してみます.

というかSHマイコンってほんと家電向けですね…
PWMが6チャネルとか12チャネルとか…

10.09.15 SH動作確認(鈴木)

先日秋月で入手したSH7125Fマイコンボードの動作確認をしました.
RS232だけで書き込みができるのでお手軽です.ドキュメントが日本語なのもとっつきやすさという点で良いですね.
ただペリフェラルがあまり充実していないので…
もう少し検討が必要ですね

10.09.11 マイコン選定(鈴木は)

計測班の鈴木です.メイン基板を担当します.
今年はメインのマイコンの変更を考えています.
PSoC3/5が入手できるようになれば開発環境が統一されて良いのですが、
今のところは候補はARMとかH8とかになりそうです.

10.09.11 発足しました(板持)

F-tec11 計測班班長になった板持です.遅くなりましたが,発足の報告です.
今年の計測班も,去年度と同じく3人体制です.
人数が多いので色々と新しいことにもチャレンジできそうかなー,って気分です.
去年度はあまりにもWikiの更新をサボりすぎたので(自分は今年で2年目なのに,初めての更新です),今年はもっと頻繁に活動報告していきたいと思います.

11主翼班活動報告

2011.07.27(水) ほるもん

実に2ヶ月ぶりの更新です。そしてそれが出発前夜という・・・

なんとなくそんな気分なので更新してみました。
全ての準備を終えて(部屋も掃除して)明日出発、というのは実にいい気分です。

長いようで短いようで、やっぱり長かった一年でした。
主翼班の人々はこんな班長の下でよく頑張ってくれたと思います。ありがたいことです。

やっぱり感傷に浸っちゃってよくないですね。

というわけで写真を一枚。(主翼ではないですが)
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絶対勝つぞー!

2011.05.27(金) TFのある週には工学部生に休みなどない

▼まずは訂正から。

「後縁の上面(4月30日の写真で見える部分)にも横にカーボンを張らないと強度が保てないというアドバイスをいただきました。」と書きましたが、アドバイスしてくださったのは2こ前の機体まで携わっていたOBさんでありまして、1こ前の機体から後縁の上面にカーボンを張らないことにしたことを知らなかったそうです。

ということで、今年は何も張らないとのことです。

▼一年生が仮入部してくれて活動中です。

今は、五月祭の展示を作ってくれているところですがどうなる事やら。

とても楽しみです。

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▼TFが始まったため主翼班は非常に単調な作業ばかりを続けています。

土日で飛ばして平日にちゃちゃっと直すべきところを直して、終わったころにまた土日のTFと・・・

そんなわけであまりここに書くことがありませんがな。(まあ、それが一番よいことではあるよね)

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2011.05.03(火) 後縁修理中2

▼で、どうなったかというとこんな感じ。変わっていないかも

IMG_3005

▼OBさんが様子を見に来てくれました。

後縁の上面(4月30日の写真で見える部分)にも横にカーボンを張らないと強度が保てないというアドバイスをいただきました。

うん、なんとかフィルムをまたはがして、カーボン張れるように頑張らないとね

OBさん、ありがとうございました。

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2011.04.30(土) 後縁修理中

▼フィルムをつけてアイロンをかけると、後縁はぐにゃぐにゃに。

それが気に食わない代表は、全後縁のカーボンによる補強と再フィルム張りを行う決断をしたそうです。

before

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after

ちょっと待っててね

2011.04.03(日) 新歓なう

▼新入生の方、ご入学おめでとうございます。

早速ですが、主翼班についての簡単な説明をば。

名前の通り、主翼を作ります。専門的な知識は特に必要ありません。

30メートルある翼をミリ単位の精度で作っていきます。不器用な方でも、あっさり慣れてしまうので特に心配はいりません。

材料は主にカーボン(黒い円柱のものと)、スタイロ(青い発泡スチロールのようなもの)です。

下の過去ログからどうやって翼が作られるかを見てもらうと同時に、楽しい作業環境を感じてもらえれば、と思います。

▼さて、作業場の現在の様子の写真を載せようと思いましたが、あいにくありませんでした。

ということで(F-tecと関係ないけど)駒場キャンパスから歩いて5分の春らしい季節を味わえる場所の写真をば。

井の頭線沿線は自然的にも文化的にもいいところがたくさんあるので時間のあるときにお出かけしてみるのも楽しいですよ。
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2011.03.09(水) ロールアウトしました。

▼題名の通り主翼がロールアウトしました。歴代最速かな?

▼フィルム張りは、フィルムが足りるかどうかが問題でしたが何とか足りました。

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▼「あ~、終わった終わった♪」

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▼みんなで記念撮影。お疲れ様でした。

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2011.03.05(土) 31時半

どうも。お久しぶりです。よしりんです。パイロットです。
タイトルの通り、現在31時半、作業が終わりましたorz

今日の成果

  • 中央翼の立体切り出しの取り付け
  • 内翼の立体切り出しの取り付け
  • 外翼のプランクの取り付け
  • 最外翼の後縁の取り付け
  • 尾翼の後縁の取り付け

全ての翼に対して作業を行いました!

○深夜のメニュー

☆28時

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外翼のプランク接着。青年にはいろいろと敬服

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うえに同じく。班長。作業中感慨にふけってたりもしました。

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貼り終わり。穴は上部張線。

☆31時半

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尾翼(エレベーター・ラダー)の後縁の取り付け完了
矩形部からでつけていき、そこにあわせて残りはつけました。尾翼は、上面下面ともにカーボンを張っているので、だいぶ強く、結構まっすぐに取り付けられました。

いや、この三人のメンバーで夜を明かしたのは何回目やら、という世界です。
そんな状況に屈しない班長を尊敬せざるを得ないきょうこの頃です。
もう気が滅入りますね。来年もこれをやるとか。来年は誰と一緒に徹夜するのやら。

まぁそんなこんなでノルマを無理やりこなしていく毎日です。一次構造のミス、作業の一日のお休みの分の遅れも今日で無事取り戻すことができました笑

さて、今日は最後の山場です。

ぬーん。
おやすみなさい。誰かが来るまで。早く誰か来ないかな。。。代表も帰っちゃったからな。

そういえば交流会とかあるらしいですね。まだ行き方などなど何も考えていません。どうしましょう。

2011.03.04(金)

▼後縁をつけて内翼のプランクを張るところまでしました。

後縁を張ったばかりのときはきれいでしたが、数日経つとふにゃふにゃに。

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▼まさとも君のカッタースキルがやばい。

目にもとまらぬ速さで次々とプランクを切ってくれます。これはありがたい

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▼この期間に作業以外の載せるべきことはいろいろありましたが、また別の機会にします。

▼ロールアウトまであと1週間ほど。無事に終わるかな?

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「お~、今日も目標通り進んだな」

2011.02.26(土)

昼間は入試やってました。懐かしいなあ。

んーっと、前回の更新からすると驚くほど作業は進んでいます。リブ接着はだいたい終わり、現在、ストリンガーとか後縁とかをくっつけてます。

どういうわけか、あと2週間もしないうちにロールアウトしてしまうらしいです。

まあ、頑張ればいけるでしょう。たぶん。

問題は来週はテストがあることですね・・・

2011.02.16(水) 荷重試験

▼本当は荷重試験は15日に行う予定でしたが、雪が降って今日になりました。

荷重試験の写真については、全体の活動のページに載せてあるのでそちらもご覧あれ。

14日にペットボトルに水を入れる作業をしましたが、雪も降っていてとても寒かったです。
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降雪はニュースでも取り上げられてました。こんな感じ。

でも、降雪が珍しくない北大の方々は雪の中でも荷重試験をするのかな?

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▼荷重試験の後は基準リブの取り付けと尾翼のリブ線づくり。3月10日完成予定ですが厳しいかも。

いきなり、リブ線引くのを失敗しちゃった☆ 明日中に何とかすると思います。

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2011.02.07(月) 一次構造完成!

なんだか写真がパイロット君だらけですね(笑)

突然ですが、一次構造の製作が完了しました!ええ、終わりました。

荷重試験まで一週間以上を残して余裕の(仮)ロールアウトです。班長が優秀なおかげでですね

というわけで、黒い子(カーボン)との浮気は終わり、また主翼班の本命の彼女、青い子(スタイロ)との楽しい日々が始まります。

長らく浮気をしていたので彼女の扱いに戸惑いそうです。

早く元通りの関係が築けるよう、頑張ります。スキンシップ、大事ですよね。

2011.02.05(土)

▼設計担当がシミュレーターを作ってきてくれました。早速、パイロットが練習開始。

すぐにきりもみ状態になるようで大変らしいです。
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▼外翼と最外翼の接合部を去年のものとは変更。

今年はエルロンがあるため、接合部分周辺にリアスパを作ってねじれに対する強度をアップ。

写真は、リアスパの接合部分。ねじが2本で済みます。(内翼‐外翼の部分は3本)

去年は外翼最外翼にはリアスパがなく、主桁をテープでぐるぐる巻きにして固定していたらしいです。

フィルムを破らないようにテープをはがすのは大変だったらしいです。
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一年はテスト期間中。がんばりませう。

2011.02.02(水) 2月になってしまいました

1月は行ってしまいましたね。

この1ヶ月間、一次構造ばかり作ってた気がします。というか、一次構造のことしか覚えてません。だいたいは。

ちまちま作業し続けた結果、外翼までは主桁接合部をのぞいて終わり、現在、最外翼エルロン周りを作ってます。いいペースです。めでたいことです。そのうち写真でも。

それにしても寒いです。温泉にでも行ってぬくぬくしたいです。

2011.01.22 (土) 3週間ぶり

▼3週間ぶりに作業場に行きました。内翼の1次構造は完全に終わっただって。

(↑まるで人ごとの様)

後は片っぽの外翼。

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▼後縁を早く切れとのお達しが…

2011.01.17(月) 班長

右翼は外翼斜めスパまで終わり、左翼は内翼の治具接着まで終わりました。

2月15日の荷重試験に向けて、ひたすら一次構造を作っています。近年まれに見る、すさまじい勢いです。

その前にテストもあるんですけど、そんなことはお構いなしです。

嘘です。ちゃんと勉強もして・・・ますよ。

今月末には鳥コンの説明会もありますね。じゃんじゃん飛行機を作っていきましょう。

2011.01.07 (金) 途中経過

▼絵 by島本

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中央翼の一次構造、作り終わりました。
所要時間約16時間。まぁ、こんなもんですかね。

・内翼の一次構造も始めました。右の治具接着、菜箸の接着まで終えました。

・てか、桁の基準線の楽な引き方ってないんですかね?五円玉、やっぱり大変ですね。レーザー水準器、ってどうなんですか?

・そろそろ新歓のこと考える時期ですね。真剣に検討しましょう。

2011.01.01 (土) 今年もよろしくお願いします

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▼新年早々駄作です。F-tec部員の集合写真もなく、適切な活動写真もなく、日の出があるのがこれくらいしかないので・・・

誰かいいのがあれば変更お願いします。

▼中央翼の一次構造をやっています。大小の桁をつなぐ、さいばしと呼ばれるところまで終わりました。

エポをどれだけ塗るかでほるもん先輩と相談しました。

中央なので丈夫にするためにたくさん塗ったところ、「あまり塗らなくても強度はそんなに変わらない」とのこと。

これに関しては経験に従うのが一番でしょう。(まあどれくらい盛ればいいのかなんて強度試験でもしなければよくわからないんですけどね。感覚でやってます。ごめんなさい。ほるもん追記)

うちはエポに何も混ぜていないから、カーボンのクロスをさらに貼り付ける必要がありますが

エポの中にカーボン粉を混ぜてクロスを省略しているところもあるようですね。

どっちがいいんでしょうか?(OBさんは後者を進めているようです)

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2010.12.27 (月) 食糧班

▼リブ切も終了しました。多分今日あたりから1次構造をやると思います。

後縁も作り始めていますが、ジグ作りが難しい。0.1mm単位で調整するのは大変です。

リャンテで後縁の高さの部分を固定しているので、値がコロコロ変わります。

なにか、改良するところはないかなぁ。

▼聖なる某夜に何もないのはつまらないですよね~

ってことで、ケーキ作りました。

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2010.12.22 (水) 立切終了!

毎年悩まされていた立体切り出しが予想以上の早さで仕上がりました。
大きな理由として、治具周りの環境が改善されたことがあります。

・テーパー部の治具に、装着時の目安となる基準線を追加

・他チームにならい、アルミテープを二重に貼り付ける

・その分アルミテープの厚みを考慮して製図

各種失敗の原因特定もかなり進んだので、来年からの負担も減るといいな?
ひとまず、年内のパーツ製作目標は達成できそうです。

2010.12.21(火)下の二人が鳥コン開催について何もコメントしてない件について

▼2011年も鳥コン開催決定!!

まずは書類選考通らなければ話にならんので、審査員の目を引く==奇抜な==アピールを考えなければ!

▼で、上の発表があった時、本物の飛行機を見て楽しんでいました。==作業をさぼって==

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人力飛行機もこんなど派手な飛行ができたらいいのに…

▼立切とリブ切は、仕事の速い3人衆がほとんど終わらせています。昨日も1日でリブ20枚ほど切れただって。

あと1日五枚ペースでリブ切すれば24日までに全部完成!

冬休み中に1次構造に入れそうです。

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僕は大して何もしていないようです。

2010.12.20(月)久しぶりに班長

パイロットがクリスマスクリスマスってうるさいので久々の班長登場です。

寒くなってきて、いよいよ一次構造の季節ですね。

先日中央翼用の菜箸ヤスリもだいたい終わり、胴体班が中央翼にマウントをつけてくれるのをわくわくしながら待っています。彼らなら、きっと約束通り今週中にあげてくれるはず!

ちなみに、クリスマスMTGですが、僕としても本当は嫌なんですけど、多数決により強行されることになりました。

みんな暇なんですね。おかしいなあ。

2010.12.20(月) ほんとにMTG

ぱいろっとです。頻繁に更新してみます。

たったいま主翼・尾翼の全リブの型紙を切り終わりました。(F-tecではリブの元紙を型紙と呼んでます。)
もうすぐリブ・立体切り出しともに完成しそうです。

他大のサイトをみていると、”マスターをやする”とか、表現があったりしますけど、どうやってリブのもとを作ってるんですか・・・?よかったら教えてくださいーm(. . )m

そういえばついったーやってます。見つけてくれたら嬉しいです。それではσ(^^)σ

追記 まじクリスマスにMTGやるとか信じらんない。クリスマスにまで作業やるとか、大学生じゃなくない?

2010.12.15(水) クリスマスにMTG???

よしりんです。今日駒場と自宅の間を二往復半もして、足がくたくたしてます><

やっと!桁の線引きが終わりました!!中央、内、外、最外、エルロン、リアスパーの12本引き終わるのには結局16日かかってしまいました。。。(来年はちゃんと線引きに時間がかかることも頭に入れなきゃですね。)

今年から、桁の基準線を釣り糸とスプレーを使って引いています。割と最初は釣り糸と桁の間に隙間が出来たりして、苦戦しましたが、なんとか色々して乗り切りました。(←正確性はよい!?)

まぁとにかく終わりました!!

これでゆっくりと立体切り出しの続きが出来ます^^1年生により立体切りだしは極めて不調なので、そろそろ頑張らないとまずいんですねー
尾翼のリブの型紙が印刷されてきたので、それもやらなきゃいけないし。

はい、頑張りますorz
そのうちしまもとくんがまた写真をあげてくれると思います!

2010.12.11(土) もうすぐクリスマス

どうも、1年生なぱいろっとです。よしりんって呼んでください。

2ヶ月以上しまもとくんが更新し続けていたので、たまにはぼくが書いてみます。クレヨンしんちゃんの登場人物に、ヨシりんっていうのがいるんですね。。。初めて知りました。

…はい。

この1週間といえば・・・
・桁の基準線・リブ線引き
・立体切り出し
・リブ切り

班長の思ったほどは進まなかったようですね。
そろそろもっと頑張らないと、班長に怒られちゃいますね。
立体切り出しも、来年のためにと、最後の2割分は1年生で切り出すことにしました。。。
ご協力ありがとうございますm(. . )m
マスターリブも完成したことですし、リブ切りもどんどん進むはずですね(^^b

F-tecの主翼班の活動報告っぽくかけてると嬉しいです。
ぱいろっともちょっとまじめにトレーニングを始めてたりします笑

それではー

追記 そういえば、今年のロールアウトが3/10に設定されたそうです。相当大変な春休み前半が待っていそうですね。

2010.12.04(土) 「飲み会」が「琵琶湖」より上に存在する件について

▼代表と青年が恐ろしいスピードで立切を作っています。リブはこれから頑張ると思う。

期限は12/24とのこと。

昨日は桁に線引をするところまで終わりました。内翼は新品の桁だからピッカピカ!

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▼作業服が届きました。黒いけど大丈夫かな。

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実は、書いてある内容がほとんど飲みサー関連です。(追記 この程度じゃ飲みサーにはなれない。byよしりん)

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(僕がデザインしたわけではありませぬ)

2010.11.27(土) 俺の部室がこんなに快適なわけがない

▼即席でスタイロ置くための台を作りました。設計図はありません。倉庫に転がっている角材だけを使って6時間くらいで。

実は、脚が曲がっています。大丈夫かな?

とりあえず、作業スペースが広くなりました。

写真に写っている通り厚さ5ミリのスタイロも揃ったことだし、一気にリブを完成させたいです。

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立切とリブを12月24日までに完成させろと代表が言っています。

立切はあと50個くらい(20個くらいできています)、リブは140枚くらい(現在ノータッチ)必要とのこと。あ、あと実は尾翼もあったり・・・

2010.11.20(土) F-Tecの同窓会

▼OBの方、同窓会に参加して色々助言してくださってありがとうございました。

▼OBのためのプレゼンの練習をする設計担当。

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2010.11.12(金) ジグが続々

▼立体切り出しようのジグが次々と完成。そろそろ立体切り出しを行うようです。早くできるようになれるといいな。

この中にあるのは途中のものではありません。完成品です。

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▼3日前に部屋の片づけをしてくださったようですが、3日立てば結構散らかってきます。ぱっと見て前と変わらないような・・・

もっと広い活動場所が欲しいです。

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2010.11.07(日) 無題

なかなか物事が進展しません。そろそろジグが完成してきたというところです。

更新しないのもつまんないので、守り神の紹介をば

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すべてのテストフライトを見てきたそうです。

2010.10.27(水) しおりちゃん(仮)→美羽ちゃんの完成

試作翼完成しました。駒場祭で展示する予定です。

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さあ、みんなで祝賀会だぁ~

2010.10.16(土) しおりちゃん(仮)の脱皮

初登場の太田です。こちらも2年間よろしくお願いします。

さて、今日の作業成果ですが、

ひとまず次の写真を見ていただければいいかと。

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何も変わっていない?

そうです。特に何か進展があったわけではないのです。

最終的には。

正直な話をすると、今日リブの接着を試みた際に
ファルコンとの拘束が不十分な状態で強く操作をしたために

桁の片側がファルコンから滑り落ちたのです。
これには流石にしばらくの思考停止…

冷静になって被害を確認すると、14枚のリブが交換が必要、というものでした。

不足していた5mmのスライスから14枚のリブの切り出し・穴あけ、

みんなの頑張りでどうにか基準リブ(両端の2枚)の接着までリカバリすることができました。

完全に巻き込まれる形となった島本君には本当に申し訳なかったと思います。

それと先日の宮崎君の嬉しそうな記事を見てもこれまた本当に(以下同文)

まあ、その日の事故はその日のうちに。

今後は拘束の確認には特に注意を払わなければ。

こんなことが実機のそれも完成に近い工程で起きたらと思うと、恐怖でハーゲンダッツすら喉を通らないので。

得るものは、ありました。

2010.10.16(土) しおりちゃん(みやざき)

初登場のみやざきです。2年間どうぞよろしくお願いしますm(. . )m

今日1か月間せっせと切り続けたリブをついに桁にくっつけしましたっ!
リブをくっつけた桁を見ると、なんかこの努力無駄じゃなかったなーって感慨深くなったりしてます。
明日は全リブを接着しますー(^ワ^

そろそろこの試作翼に名前をつけなきゃいけないらしいのですが、どうも代表と意見が合わず決まらないままでいます。
個人的には”しおりちゃん”ってすごい名前的にはかわいい気がするんですけどねー
そういえば小学校のときかわいいなーと思った女の子の名前が、”さおり”だったなーとか思いつつ。
今頃どうしてるんでしょうね。

そのうち自己紹介でもしまーす。それではー☆^(*・ω・)ノ~~~βyё βyё♪

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2010.10.14(木) ほるもん

最近更新サボっててすみません。お久しぶりです。

試作翼は着実に完成へと近づいてますよ!

いつの間にか一次構造も終わったし、今週末にはリブ接着(予定)です。

そのうち写真とかもアップするでしょう。たぶん。

それではまた近いうちに!

2010.09.23(木)放送前日!

明日はついに鳥人間コンテストの放送日ですね!

来春のF-tecへの入部を夢見て受験勉強に励んでいる受験生の皆さん!

明日はちょっと休憩してテレビを見ましょう!

・・・・・そんな人いないですよね(笑)

2010.09.16(木)ほるもん

近頃は立切用の治具を作ったり、リブの型紙を切ったり、菜箸を作ったり、ハンバーガーを食べたり、色々してます。

なんだか最近涼しくなってきて、秋っぽいですね。

涼しくなってきたのでいいことがあるような気がします。

主翼班には関係ないですけどね(笑)

あ、でも、主翼班にも何かいいことがあればいいな・・・

2010.09.06(月)練習翼の解体(鈴木ま)

本日、昨年度の練習翼である「あかりちゃん」を解体しました。

カーボン桁は一か月後に完成する予定の新しい練習翼に使われる予定です。

どうぞご期待ください。

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…去年あんなに大事に育てたあかりちゃんがこんな姿になってしまうなんて…

別れはつらいですが、主翼班がまた一歩前に進むために、我慢します。

さようなら、あかりちゃん… (by班長)

2010.09.05(日)始動しました!(千田)

本日荷重試験後に11年度の始動MTGを行いました。

今後の活動方針を決めたり、製作スケジュールを考えたりしました。

ひとまずは、新入生の技術習得のために、10月半ばまでに試作翼を仕上げることを目標に設定しました。

今年度も頑張っていきましょう。

2010.08.25(水)発足しました!(ほるもん)

驚くべきことに主翼班長なほるもんです。

実はとうの昔に発足はしてたんですがようやく更新です。最近は、9月5日の荷重試験に向けて、解体したり、パッチはったり、遊んだり、寝てたり、いろいろしてました。

今年も主翼班は人数が2桁に達したらしいですね。このwikiにもいろんな人が登場してくれるでしょう。こうご期待!

2011年度第9回試験飛行報告(07.17)

先週末に行いました、第9回試験飛行について簡単に報告します。(ログとかなくてすみません。大会直前であわただしいので、ね・・・)

風も弱く、快晴という絶好のコンディションで試験飛行を行うことができました。

フライトの記録
  • 1・2・3本目:短距離飛行

前回までと同様、きれいに水平飛行できました。若干浮きにくいという声もありましたが、翼についた水滴をふき取ることと、パイロットの回転数調整により対処できました。

  • 4本目:短距離・エルロン試験

横風のない中でエルロンを切った時の挙動が見たいということで、エルロンのみを切りました。風はほぼ正対、0.5m。結果としては、効いている様子はなく、着地しました。

  • 5本目:短距離・エルロン試験

風は同条件。今度はエルロンとラダ―を同時に左に切り、挙動を見ました。

入れてから2秒後くらいからはっきりとバンクがつき、左に曲がることが確認できました。その後滑走路中心に戻るために右にエルロンとラダ―を切りましたが、そこでもバンクが大きくついていくことが確認できました。

結果としては、エルロン単独ではなく、ラダ―と連携させての操舵により、旋回半径を小さくすることが可能なようです。琵琶湖本番でも、(当日の気象条件にもよりますが)そのような操舵になると思います。

ここで、最終TFということで、飛びきりを目指した長距離飛行を行うことに。

  • 6本目:長距離飛行

しかし、進路が左にそれたまま回復せず、東海大学さんの機体の横をかすめ、さらに東海大学さんのトラックの上を飛び越し、ようやくストップするという結果になってしまいました。

原因としては、滑走中の振動による接触不良で、操舵系統が断線してしまい、全ての舵が全く効かない状態になってしまったものと推測されます(発進直前の操舵試験では、舵は正常に動作していました)。追走者がそのことに気付いたのはトラックにかなり迫った時点で、そこで止めるわけにはいかず、高度を上げてトラックの上を超えるという判断になってしまいました。

これまでの試験飛行ではこのような事象は全く出ていなかったにもかかわらず、今回このような結果を招いてしまったのは、フライトの本数が伸びていき、各パーツに疲労が蓄積していたことが原因としてあげられます。実際、ここまでで総フライト数は77で、これほどの本数を飛ばすことによる各パーツの疲労に関するデータは過年度の試験飛行からは得られていませんでした。

この危険フライトから得られた反省を重く受け止め、大会には考えうるすべてのトラブルの可能性を排除して臨む(とくに、劣化している可能性のあるパーツは全て予備のものに付け替え、動作確認をします)とともに、来年度以降への教訓としたいと思います。

貴重な時間を割いて滑走路を空けていただいたにも関わらず、多大なご心配、ご迷惑をおかけした東海大学さん、ドボン会さんをはじめ、関係者の皆様方には本当に申し訳ありませんでした。

最後に

11年度の試験飛行は今回をもって終了いたしました。 これまで現役メンバーの活動を支えてくださった全ての方々、ありがとうございました。

数多くの反省はありますが、結果としては、パイロットの経験も多く、いい結果を残すポテンシャルを持った機体を作り上げることができたと自負しています。

大会まで残り2週間を切りましたが、最後に最高のフライトができるよう、メンバー一同頑張ってまいります。 応援、よろしくお願いします。

動画

動画はここです。 http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/C557779CC1F6A113

2011年度第8回試験飛行報告(07.10)

日曜日に行いました、第8回試験飛行について報告いたします。

梅雨明け後ということもあり、天気には問題なく、2時に組み立てを開始し、3時40分には準備を完了。重心測定の後、若干横風の強い中4時半にフライトを開始しました。

フライトの記録
  • 1本目短距離飛行(2時の方向から1m):風で左に流されるも、ラダ―で回復し、着地。

横風が定常的に吹いている中での試験飛行は初ということで、偏流飛行の練習を意識しながらもう一本。

  • 2本目中距離飛行(2時の方向から1m):また左に流れるが、修正はできています。

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ログを見ると、ラダ―を入れての復帰操作がよくわかります。エレベータは飛行中ほとんど入っておらず、定 常で飛ぶことに問題はないようです。もう1本練習。

  • 3本目中距離飛行(2時の方向から2m):離陸後しばらく左に流れるが、進路を修正、しばらくまっすぐ飛び、再び流されたのちラダ―を入れて着地。

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風が安定している間は偏流飛行できるようですが、風が変化したときへの対応は富士川滑空場の滑走路幅では復帰するのにぎりぎりなようです。左に流されてからラダ―を入れ、ヨーが触れてからバンクが戻り、進路を戻すのに時間にして8秒、飛距離にして70m弱を要しています。しかしながら、横風への応答とその中でのラダ―の効きは確認はできた形で、パイロットの経験値は確実に増していると感じます。

ここから、エルロン試験に移行。

  • 4本目中距離・エルロン試験(1時の方向から1~1.5m):離陸後すぐにエルロンを右に入れましたが、効きは確認できず、左に流されて草地に後輪を摺り、停止。

いくつか問題点のあったフライトでした。

①パイロットの起動忘れにより、ログ取得失敗

②草地の上で高度を下げ過ぎたことにより、後輪を枯れ草の塊に突入させてしまう

③操縦桿が故障し、着陸直前に操舵不能に

特に③について、すぐに問題点は判明したものの、その修正に一時間以上を要してしまいました。 その後、距離を短く取って操縦桿の動作を確認することに。

  • 5本目短距離飛行(3時の方向から1.5m):やはり左に流されるものの、ラダ―で修正。

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ログを見ると、着地前に大きく高度があがっていることが分かります。これは最後に滑走路に復帰するために一度高度をとってからラダ―操作をしたもので、こうしたパイロットの現場判断は確実にうまくなっています。

操縦桿には問題なしということで、エルロン試験再開。

  • 6本目短距離・エルロン試験(3時の方向から1m):一度大きく滑走路を外れてから、なんとか復帰し着地。

8-6

非常に危険なフライトでした。ログや動画によると、

浮上後、しばらく左にエルロンを入れ続ける(事前の計画では右に入れるはずでしたが、スタメンの声をパイ ロットが勘違いし、左に入れてしまったようです)

→横風(とエルロンの効果?)で左に大きめにバンクがつき、進路左に

→(ここで異変を感じた設計がストップを叫ぶ)

→エルロン・ラダ―ともに右、同時に高度下げるが、このままでは草地でのランディングとなるため、再び上げる

→(このあたりで滑走路左端の低木に翼が接触しかける)

→ラダ―を入れ続け、右にバンクがついて急旋回

→滑走路に復帰して着地

という流れのようです。あの状況で機体に損傷がなかったのは幸運だったと思います。が、危険なフライトを防ぐための反省点としては、

①左右方向への指示者を設計に限定し、その他人員は不必要なことを叫ばない

②フライトプランは事前にパイロットと他のメンバーでコンセンサスを得ておく

ということがあげられると思います。 反省を踏まえ、もう一本同条件でフライト。

  • 7本目短距離・エルロン試験(3時の方向から1m):エルロンを右に入れるも左に流され、エルロンとラダ―を同時に右に入れることで復帰。

8-7

高度は3mを維持しています。今回は危険な状態になることなく復帰できましたが、やはり右からの横風がある状態でエルロンのみ入れたとしても、その効果よりは横風と上反角効果でバンクがつき、流される効果のほうが大きくなってしまうようでした。流された後にラダ―とエルロンを同時に入れた時には効果が少しは見られるようですが・・・

フライト後に駆動系に故障が見つかり、試験飛行はここで終了となりました。

大会3週間前の試験飛行でしたが、トラブルが多発してしまいました。できる限りの修正を施し、次回の最終試験飛行に臨みたいと思います。

動画

動画はこちらからどうぞ。 http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/155E7F141CE1F9CE

2011年度第7回試験飛行報告(07.03)

第7回試験飛行は、7月2日深夜から3日早朝にかけて行いました。

今回は、前回飛行時にエレベータに若干頼っていたこと、頭下げ気味の傾向があったことから、翼位置を5mm前にシフト。挙動を見るところからスタートしました。

組み立て開始時刻2時、3時半には準備が完了しました。OBさんからの助言もあり、「重心測定がどれほどの精度をもつものなのか、また、現在設定は計算上どう評価されるのか」を知るために飛行前に重心測定を行い、4時22分にフライトを開始しました。

フライトの記録
  • 1本目短距離(ほぼ無風):50m弱飛行。ラダ―操作との関連でエレベータがアップに切れていたため、頭上げ気味。

前回から話は出ていましたが、操縦管は1本で、横に倒すとラダ―、前に倒すとエレベータという割り振りになっているため、ラダ―を入れるときに意識しないうちにエレベータも切れてしまうこともあるようです。次回からは、エレベータの触れ角が微小な時には舵角をほぼ0にするように、仕様を変更する予定です。

パイロットに、エレベータを「意識的に」触らないよう指示し、もう1本。

  • 2本目短距離(ほぼ無風):100mほど飛行。左→右と進路が触れましたが、エレベータが入っていない間はきれいに水平が取れていたようです。

他チームの領域に突入することは絶対に避けねばならないということで、もう1本まっすぐに飛ばし、ストップのタイミングやグランドクルーの動きを確認することに。

  • 3本目短距離(無風):100mほど飛行。滞空中は滑走路中央を維持できていました。

ここで、まっすぐに飛ぶことに関しては問題ないということで、機体を滑走路に対して斜めにスタートさせ、ラダ―により進路を修正することで、進路変更(さらには旋回)の練習をすることに。

  • 4本目斜め発進(北の風0.5m/s):浮上せず。

スターティングメンバーの加速が足りず、進路も浮上前に修正されてしまったということで、もう1本。

  • 5本目斜め発進(北の風0.5m/s):浮上せず、滑走路端に近づいたためストップ。

加速はできていたように見えましたが、斜め発進では方向が分かりにくいため押しづらく、さらに助走距離も足りないという判定になりました。そのため、斜め発進ではなく、滑走路端から平行にスタート、ラダ―で進路を修正して滑走路中央を平行に飛ぶというS字飛行を行うことにしました。

  • 6本目S字飛行(無風):浮上後、右に機首を向けてから、ラダ―で修正。この際、誤ってエレベータをダウンに入れてしまったため、一度地面にタイヤを摺ってしまいました。再浮上後は特に問題なく、ラダ―で左に方向修正できています。
  • 7本目S字飛行(南の風0.5m/s):ラダ―でほぼ狙い通りの進路変更ができました。

7-7

一度右にバンクがついてから左にバンクが戻るまでの様子も分かり、かなりパイロットの練習になっていると思います。バンクが左右に振れる様子が観察でき、面白い挙動でした。

  • 8本目S字飛行(無風):進路に関しては問題なし。

エレベータを入れすぎて高度が急に上がり、スラストがそれに追いつけなかったために機速が下がり、高度ががくんと落ちています。ただし、エレベータでピッチを立て直した後は安定し、ラダ―での進路変更は問題なく行えました。

ラダ―で進路を制御することは問題なく行えるということで、今年初めて搭載したエルロンを切ってのS字飛行を行うことに。エルロンを動かすことはチームとしても初のことなので、慎重を期すために切れ角の設定は1deg(設計上は3deg)。パイロットにはインパルス的に何度か右に切るように指示。

  • 9本目S字飛行(10時の方向から微風):ロールが右に傾く様子はなく、ヨー方向左にそれてストップ。

若干の横風があったので、風見安定の効果で左にそれたものと思われます。動画では、ヨーが触れてから左にロールがつく様子が分かります。いずれにせよエルロンの効果は認められなかったため、切り方を変え、数秒間断続的に右に切るように指示。

  • 10本目S字飛行(向かい風1.0m/s):エルロン入力後、ヨーが左に触れ、ロールも左に傾いてストップ。

7-10

完全に入れた方向とは逆向きに舵が効いています。今回は横風はなかったことから、アドバースヨーの可能性が疑われました。これを回避するために上げと下げの舵角を変更することも考えられますが、今回は残り時間も少なかったことから、まずは単純に舵角を大きくすることに。上げ・下げとも2degに変更。

  • 11本目S字飛行(若干左から横風):離陸前後、左右にふらつきましたが、ラダ―で修正。エルロン入力後、右に大きくそれたため、急きょ左にエルロンを切るとともにラダ―も左に切り、修正。ストップ前にヨー方向左に大きく回りましたが、なんとか停止。

7-11このあたりから若干高度計の値がおかしいですね

目視で、若干ロールが傾いていくことは確認できました。着地前に左に切った時は、エルロンとラダ―を同時に入力しているため、大きく傾いているようにも見えます。10本目で確認されたアドバースヨーの効果は、エルロンとラダ―の同時入力によりかなり打ち消せているとも考えられ、今後、さらにデータを集め、旋回時の操舵についての戦略をたてる必要があります。

ここで、同時にTFを行っていたWASAさんが飛びきりをされるということで、僕たちもそのあとに続き飛びきり試験を行うことにしました。滑走路北端からスタートし、(人数配置の都合上)600m先にストップラインを設定し、パイロットにはできる限りまっすぐ飛び続けるよう指示しました。

  • 12本目飛びきり(9時の方向から微風):離陸後、横風に流されて滑走路左端に寄りましたが、ラダ―操作により復帰、ストップラインまで飛びきることができました。飛距離約600m、滞空時間は80秒ほどでした。

7-12高度計の値の発散については気にしないでください。

ログによれば、パイロットが終始85rpmを維持し、ほとんどエレベータをいれっぱなしにしていることが分かります。彼によれば、「初めての飛びきりだったので力をセーブしようと思って楽にこいでいた」とのことです。90rpm維持なら可能だろうとのことでした。

大会において、風のない安定状態ならほぼ間違いなく500m先のターンマークまでは到達できることが確認できたことになります。あとは旋回、復路で回転数を維持する体力、着水が懸念されます(今年度大会からルール変更でスタートライン通過から「着水」までのタイムが計測されることになりました)。

大会まで残り1カ月を切りました。安全面には最大限の配慮をしつつ、少しでも多くの本数をこなし、上記にあるような事項を確認しながら大会に向けた準備をしていきたいと思います。

今回も、たくさんのOBOGの皆様にご協力いただきまして、ありがとうございました。あと少しになりましたが、今後ともよろしくお願いします。

動画

これが動画です。http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/E58C73283A48576C

2011年度第6回試験飛行報告(06.26)

2011年度第6回試験飛行報告(06.26)

天気が崩れることが心配されており、解体時に突然本降りの雨が降りましたが、とくにトラブルはありませんでした。

人身事故の影響で、電車組が新幹線で小田原から新富士駅まで移動といったトラブルもありましたが、大勢に影響はなく、2時に組み立て開始、日の出直前の4時20分ごろから飛行を開始しました。

前回と同じ設定で、中距離飛行からスタートです。

フライトの記録
  • 1本目(わずかな向かい風):100m弱飛行。

6-1

エレベータアップで浮上、右にラダ―を切る際にエレベータを入れていったん大きく浮上していることが分かります。前回問題となったロール方向への傾きは見られませんでした。飛行姿勢に問題はなかったのですが、フライト中エレベータが切れた状態で水平飛行しているように見えることから(ペラ回転が90代前半と小さめなこともありますが)、エレベータトリムを0.5degアップに。

  • 2本目(向かい風0.5m/s):進路が左に傾き、ラダ―で修正するためにいったんエレベータを入れて浮上、進路を戻してから着地。

エレベータアップの前にストップがかかっていたため、すぐに回転数を下げ、着地になりました。定常飛行出来ていないため、もう一本。

  • 3本目(わずかな向かい風):やはり進路修正の際にジャンプするも、定常飛行には至らず。

回転数は92~93rpmです。スラストが足りないと判断し、パイロットにもう少し回すよう指示してもう一本。

  • 4本目(同上):浮上に至らず。滑走中、次第にロール方向左に傾いていったためストップ。

ロール方向の傾きについては、前回のようにスタート後すぐ傾いていくような性質のものではなかった為、問題視せず。やはり回転数が92程度のため、スラスト不足と見てもう一本。

  • 5本目(ほぼ無風):やはり浮上せず。

現状パイロットの推力では定常飛行ができないと判断し、迎角を0.2deg上げることに。

  • 6本目(2時の方向から0.5m/s):頭下げ気味になりながら滑走し、ストップ。

ここまでにも疑念は出ていましたが、座面を改造したことで、重心位置が若干ずれてしまったようです。そのため、前回とは異なる挙動になったという判断に至りました。そのため、翼胴接合をやり直し、翼位置を6mm前にシフト。

  • 7本目(無風):やはり頭下げで滑走。進路修正でジャンプするも、定常飛行には至らず。

ジャンプ時にはストップがかかっていたため、回転数が下がっています。頭下げ気味な傾向を改善するため、エレベータトリムを1degアップに。

  • 8本目(向かい風0.5m/s):200mほど飛行。

6-8

動画とログを見るに、エレベータアップで浮上した後、定常飛行できています。ラダーを切るときには高度が下がるため、エレベータをアップにしていますが、その関係もあり、エレベータはかなりの時間切られています。高度は比較的維持できているので、パイロットが慣れてきたと言えるのではないでしょうか。最後で再浮上しているのは、滑走路を横切る白線上にランディングするのをパイロットがさけたためです。

ようやくある程度ちゃんとした飛行ができたため、距離を伸ばしました。ここから長距離飛行です。

  • 9本目(同上):250m弱飛行。滞空時間は30秒くらい。

6-9

ズルズルと高度が下がり、エレベータと回転数を上げる動作を2回ほど繰り返しています。回転数96rpm程で浮上の後、90rpmあたりで維持しているのも、完全に高度が維持できているわけではないことの一因かもしれません。が、進路制御が問題なく出来ているので、そのまま長距離飛行を続けました。

  • 10本目(わずかに背風):浮上せず。

背風はわずかであり、滑走路端まで機体を押していくのも手間ということでチャレンジしましたが少々無理があったようです。OBさんにも指摘されましたが、安易な判断だったかもしれません。

  • 11本目(向かい風0.5m/s):400m弱飛行。滞空時間は50秒くらい。

6-11

エレベーターを時々操作しながら、今回は比較的きれいに高度が維持できています。

時間的にこのフライトがラストとなりました。ようやく安定して距離を伸ばすことができたことにほっとしています。

ただ、エレベータ頼みの傾向もあり、もう少し翼位置をまえにズラしてもいいのかもしれません。まだ全く試験していないエルロンの性能を確認したいということもあり、残り時間との相談になるのでしょうか・・・。

動画

こちらが動画になります。http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/ACDE08CEA4499DEE

2011年度第5回試験飛行報告(06.19)

昼間はスーパー銭湯で休憩し、24時半ごろ、滑空場へ移動完了。ただし、この時点で雨が降って いたため、また橋の下で待機、回復を待ちました。

2時過ぎから雨脚が弱まったため、3時から組み立て開始、今回も1時間半で準備完了しました。フライト開始時刻は4時45分。

前日と同じ理由から、短距離試験からのスタートです。ほぼ無風。

フライトの記録
  • 1本目:若干ピッチングしながらも、50mほど飛行。

5-1

ラダ―による進路修正は問題ないようです。エレベータをアップに入れて浮上しているので、その 後も2回ほどピッチングしていますが、収束に向かっているようでした。 もう一本同条件で、様子見。

  • 2本目:100m弱飛行。スタート後、若干ロール左に傾き、進路が左に触れましたが、ラダ―で修正。

5-2

ログを見ると、パイロットがエレベータとラダ―を激しく操作していることが分かります。今回は、 エレベータを入れて浮上後、ピッチと高度の安定を保って飛行できています。

ストップがかかった後、エレベータをアップに切ってフレアをかけようとしていますが、タイミングが早かったため、その後数秒滑空しています。

縦の挙動に問題なしとして、距離を延ばして本数をこなし、パイロットの習熟を目指すことにしました。以降、中距離試験です。

  • 3本目:100m強飛行。またロール左に傾き、左に横滑りしながら浮上。

5-3

滑走路わきに近づいたため、ストップがかかり、パイロットがエレベータを切って再び浮上させてか らラダ―で進路を修正しています。結果として、ほぼフライト全般でエレベータを切っており、高度 は安定していません。進路修正はできているのですが、エレベータ頼みの浮上は高度とピッチを安定 させるのに困難が伴いやすいため、以降、エレベータを切らずに浮上するよう指示。

と、ここで、翼胴接合がロール方向左にずれていることが判明。 着陸時に左翼が地面にするのを阻止するために後部支柱を引っ張ったことが原因と考えられますが、 特定はできません。飛行時には動かないはずですが、常に右翼が上がりやすい傾向があることもあり、 翼胴接合を修正。

これにかなりの時間を要してしまいました…

若干雨が降ってきましたが、問題にならない程度と考え、もう一本。

  • 4本目:スタート直後からロール方向左に傾き、ストップ。草地に突っ込み停止。

危険なフライトでした。浮上していないため進路修正もできず、ストップはもっと早めにかけるべき でした。幸い機体に問題はなし。スターティングメンバーのミスと考えてもう一本。

  • 5本目:やはりロール左に傾き、浮上せずに停止。

ここで、右内翼の取り付けが不調で、リブが曲がってしまっているのではないかとの指摘が。これに より右だけ揚力が上がってしまっているのかもしれないと考え、接合し直して修正。 この対処にも時間を要しました。

  • 6本目:滑走路中央の白線上を滑走したため、機速が出ず、浮上せずにストップ。

ロールが傾く問題は解消されたように思えます。しかし、またも翼胴接合がロール方向左にずれてい ることが発覚。残り時間的に修正する余裕がないため、ここで撤収となりました。

天候にも悩まされましたが、それ以上に、トラブルが多発した試験飛行でした。 なぜ今回だけロール方向の傾きが大きくなってしまったのか、翼胴接合がずれてしまったのか、原因 を究明し、解決策を持って次回TFに向かわねばなりません。

また、結局エレベータを切らずに浮上することは難しいようです(翼の状態など、コンディションに もよりますが)。そのため、以降はエレベータでの浮上を取り入れていくべきかもしれません。

梅雨時でもあり、残り回数も少なくなってきました。一本でも多くのフライトをこなし、万全の状態 で大会に挑みたいと思います。

動画

動画はこちらです。 http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/41B94F183F2AE84B