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Iwataniスペシャル第33回鳥人間コンテスト

第33回鳥人間コンテストに無事出場することができました。
遅くなりましたが、画像を交えた報告を掲載いたします。(written by 10年度設計・胴体班 小澤)

07/22

放課後(←期末テスト後とも言う)から機体及び応急修理用の工具、パーツ類、テントなどの荷物の積み込みを無事終え、先発隊(2,3年、1年の一部)は夜行で琵琶湖に向かいました。

07/23

09:30 くらい

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先発隊が彦根駅に到着。リアルひこにゃんがお出迎えです。ムーンライトながらと在来線を乗り継いだのですが、みんな緊張と興奮で、あまり寝れなかった様子。

10:30くらい

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松原水泳場の機体待機場に到着。トラックが到着するまではしばらく休憩。F-tecはタイムトライアル部門6番機です。

12:00くらい?

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機体が入ったトラックが到着。機体(特にカーボン)が紫外線に当たらないよう、なるべくテントの中に収めました。

13:00くらい~

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機体審査のための組み立てを行ないました。主翼は下部張線まで、外翼までの組み立てです。尾翼と松が当たりそうで一苦労です。機体審査は張線へのテープ貼り直しを条件に一発で無事合格しました。

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同時間帯には、パイロットへの取材も行われました。

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解体後、主翼班は、大会のために張りなおしたフィルムにアイロンをかけ直す作業をはじめます。

16:00くらい

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運営側が大会リハーサルを行っていました。夕方、湖岸はかなりの強風だったのですが、そのなかでも写真の機体(原動機付きですよ!)は安定した飛行を見せていました。

17:00くらい

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パイロットと設計(←本番はボートなので上がれない)がプラットホームの下見に行ってきました。明日はここから沢山の機体が飛び立ちます!プラットホームから見る琵琶湖と夕日はまさに絶景でした。

18:00くらい

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ここ数大会は、日没後にプラットホームはライトアップされます。

20:00くらい~

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このころやっと主翼フィルムのアイロンがけが終了。機体保持を交代でしつつ、近くのかんぽの湯で汗を流し、食事をとります。

その後も仮眠を交代でとりつつパーツを保持。この時間帯に、後発の1年生が到着。体力を消耗していないので、心強い援軍となります。

7/24

02:00くらい~

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今年度最後のミーティングを組立て前に行ないました。後発組に改めて諸注意の確認をし、全体では気づき事項の連絡、組み立てから移動のタイムスケジュール、プラットホームまでの機体の運び方等を再確認しました。

02:15くらい~

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組み立てを開始。数年前から湖岸がえぐれているため、主翼は湖側で、胴体は防風林側で組み立てます。

04:30くらい?

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夜が明けて来ました。組み立て中の機体は湖までこんなに近い!他チームには機体審査時に水が思いっきりかかっているところもありました…。

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松林では次期ペラ班長がハブでペラの固定作業を重々しくしています。ちなみに、今年の塗装テーマは「ピカチュウ」。パイロットのポケモン好きにちなんだものです。

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書類・機体・パイロットの各審査合格のシール。これがないと機体は発進できません。

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ラダーのロゴ。東大のロゴ、工学部のロゴ、作業場所提供場所であり当サークルの由来である航空宇宙工学科のロゴを貼りました。お世話になった工学部の先生方や技術職員の方々等、大学関係の皆様ありがとうございました。

05:00くらい?

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最後の操舵試験・ペラ回転試験。操舵関係に問題有りませんでしたが、回転試験ではカコッカコッと回転するたびに小さく異音が。複数回の試験の後、問題なしの判定が下りました。(原因は後述)

06:00くらい?

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みんなで機体をバックに記念撮影。それぞれ疲れはありますが皆いい顔です。

07:00くらい?

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プラットホームに向け移動開始。移動しながら最外翼と翼端を付けます。移動中にもパイロットへの取材がありました。ゲーマーなのでゲームやってます。ラブプラスじゃないですよ。彼に緊張は無いのか。

08:00くらい?

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ついにプラットホームへの一本道、通称「花道」根元まで無事到着。1年生は応援担当、設計はボート搭乗のため、2,3年生や機体とはここでお別れです。

設計はボートに乗るので、沖の様子や他チームの飛行経路を観察。(←保持をサボっている訳ではない!!)このころ一番機の日大さんが発進し、見事ゴールを決めていました。一気に各チームの緊張とボルテージが上がります。

9:00-09:30くらい?

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辛い辛いスロープでの保持。応援席で待機している方がハラハラしてしまいます。みんながんばれー!

10:00くらい?

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ついにプラットホームまでやってきました。プラットホームでも取材を受けます。そしてゲートオープン。舞台は整った!

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テイクオフ!

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ふわり。

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西に向け発進。最初、ややガタつきましたがパイロットが慣れてきたのか、その後安定。作戦通り、ぐんぐん高度を上げます。

今回の作戦は、北側の飛行禁止区域が西側に比べ、とても近いため、テイクオフ後北側から旋回するというものでした。

作戦通り機首をやや北側へ向け、ターンマークの右をかすめます。ラダーも効いている様子。

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ターンマークを通過したところで旋回開始。しかしターンマーク付近は向かい風が強く方向安定が効きすぎて、ラダーで少しバンクをつけようとしても、上反角ですぐに逆方向に修正されてしまうようで、なかなか旋回できませんでした。

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結局さらに沖に出ざるを得なくなりました。パイロットがかなり強めに舵を切り、プラットホームから1000m付近でようやく旋回しはじめ、まずは90°旋回。高度が徐々に落ちてきています。

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高度を少し上げ、もう90°旋回。機首が向いてきました!設計はこの旋回シーンでご飯3杯は行けます。

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ついに念願のゴール!!タイムは4分18秒35。1100m沖まで行ったわりにはなかなか早い。正直、ゴールするとは現役メンバーのほとんどが思っていませんでした。パイロットには感謝です。

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しかしその後高度を下げることがなかなかできず、飛行禁止区域に侵入し失格…。

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着水地点はパイロットが機体から立って出られるほどの浅瀬でした。お疲れ様でした。

10/10/26追記

flight_log

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こちらが飛行のログです。(上:Google Earth上でのGPSデータプロット, 真ん中:GPSデータから得た軌跡を飛行距離が簡単にわかるよう加工したもの,下:各種計器、操舵系のログ)
Google Earth用のファイル

総飛行距離:2504m(約1100m沖まで到達。F-tecチーム飛距離記録更新!)

最小旋回半径:約70m

平均機速:8.0~8.2m/s(設計機速7.5m/s、TF時7.0m/sに調整したのにこの数字は未だ謎です…)

でした。

高度計は飛行中動作しませんでした。プロペラ回転数は、ほぼ90台後半程度を維持しています。

ラダー操作に関しては、西側から北側への進路変更、旋回中の大きな操舵がよくわかります。

最後のエレベータ操作はパイロットの疲労がたまったため、頭上げ気味で飛行しようとしたためのものです。

駆動系の異音は、シャフトとスプロケットにネジ1本を貫通させて穴2箇所を通して固定していたのですが、その穴が金属疲労によって広がり、ガタが発生したことにより起こったものでした。

今回の更新で、10年度の更新は基本的に終了となります。皆様のご声援ありがとうございました。F-tecの次回作にご期待ください。

10代表から

10.09.26 10年度の活動を終えて

既に11年度の活動が本格化していますが、鳥人間コンテスト放送終了ということで更新しようと思います。なお、大会での飛行については後日詳しく書こうと思います。

大会の結果については放送のとおり「飛行禁止区域進入のため失格」となりました。失格となってしまった事実は重く受け止め、同じことが起きないよう検討しなければなりません。年度の目標であった「大会でのタイムトライアル完走」は達成されたため、旋回やゴール後の対処などについて検討し、来年度以降につなげていければと思います。

思えば、現役全員が大会に出たことのない状況から、結果は残らなかったものの無事に出場・完走できたのはチームのみんなの努力の結果であることはもちろんですが、アドバイスや支援協力をしてくださったOBOGの皆さま、先生はじめ大学スタッフの皆さま、関係諸団体・企業の方々、そして応援したくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

仕事も人並みにできない頼りない代表でしたが、多くの人に迷惑をかけつつ、無事一年完遂することができました。来年以降、また今年の反省点を活かしながら新しいステージに進んでいくことと思います。どうそこれからも、F-tecをよろしくお願いします。

東京大学飛行理論実践委員会F-tec

2010年度代表  堀口 大介

10.07.14 試験飛行終了のお知らせ

別に何かあった訳ではなくて単に全日程を消化しただけです。なんだかんだ言って調整に手間取ってしまい、パイロットの習熟に十分時間を充てられなかったのが残念ですが、あとはパイロットの技量を信じ、本番に挑むのみです!

試験飛行にご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。

10.05.23 5月分試験飛行を終えて&五月祭宣伝

昨日の第3回試験飛行で、5月分の試験飛行を無事に終えました。縦安定を5月中にとりたかったところですが、そちらは6月に持ち越しです。まだ不慣れな点も多く改善の余地が多々あるのが現状ですが、回を重ねて改善して行ければと思っています。

話は変わりますが五月祭の宣伝です!!今度の週末(5/29-30)に[五月祭]が行われ、F-tecも展示を行います。どうやら工学部丁友会によるスタンプラリーでF-tec賞なるものもあるらしいですよ?気が向いたら工学部7号館までいらしてください

10.04.11 組立試験結果報告

本日、組立試験と操舵試験を行いました。場所の制約上、「主翼+コックピット」と「操舵試験(尾翼+コックピット)」に分けて行いました。

主翼・コックピットの組立はおよそ1時間半、解体は1時間ほどで行えました。(問題点は各班の報告に任せます)全体としての動きの把握・人員配置など指示面での課題も色々と見えました。試験飛行までにはより考えていきたいです。

操舵試験は製作上のミスからエレベータ・ラダー別々の試験でした。こちらの結果報告も、各班に任せようと思います。

今日の結果を受けて17日(土)に再度組立試験を行います。この日は新入生の皆さんの見学会も実施するので是非どうぞ!

10.04.04 新入生の皆さんへ

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
これから始まる大学生活、当然充実したものにしたいでしょう。どのサークルに入ろうか考えている人も多いと思いますが、F-tecは初心者大歓迎(ってか経験者いたらすごい…)です。サークルオリや新歓コンパで皆さんのお越しをお待ちしています!!

10.02.15 荷重試験結果報告 2回目

昨日2/14に荷重試験を行いました。桁が折れたり、またメンバーの怪我などと言った事故も無く無事に終了することも出来ました。見に来てくださったOBの方々、また事前に応援のお言葉をいただいた方々、ありがとうございました。現在分析を行っております。

引き続き、4/17の組み立て試験に向けて製作を進めていきますので、ご声援を宜しくお願いいたします。

10.01.02 あけましておめでとうございます。

一日遅れになってしまいましたが、皆さん明けましておめでとうございます。

鳥人間コンテストへの出場も正式決定し、久々のコンテストに向け昨年以上に奮起していきたいと思います。どうぞ本年も、ご声援を宜しくお願いいたします。

09.12.27 合格しました!

トップページでお知らせしましたとおり、第33回鳥人間コンテスト選手権大会の書類審査結果、人力プロペラ機タイムトライアル部門への出場が決定しましたのでお知らせします。

出場に関してパイロット変更などの条件はありませんでした。

来年の大会に向けて、引き続き安全に配慮して進めて参りますので宜しくお願いいたします。

09.12.26 書類がこない

他チーム様には、第33回鳥人間コンテスト選手権大会の書類審査結果が届き始めたようです。ならばうちも来るはずだと思っていましたが、今のところ来ていません。

そもそも結果通知が同時なのかも不明ですが、引越の関係で私宛の郵便物が転送される故、新居に向けて再配達されようとしているのかもしれません。すぐにでも結果をお伝えしたいところなのですが…もう暫くお待ち下さい。

それにしても、この気が気じゃない感じはなんとも嫌な物ですね。

09.12.05 いよいよ12月ですが…

いよいよ12月になりました。ルールブックによれば、鳥人間コンテストの出場当落結果は12月上旬に届くとのことなのでもうじき当サークルの選考結果もお知らせ出来るとは思います。

ところで、結果の書かれた書類は私の家に届くことになっているのですが、届いた翌日にミーティングを開き、その場で開封・結果発表することになりました。なので、他チーム様の結果が判明している中でも結果をお知らせするのが若干遅れてしまうことが予想されますが、ご容赦ください。結果はわかり次第、トップページにてお知らせします。

09.11.01 書類提出を終えて

昨日、鳥人間コンテスト出場に必要な書類の提出を全て終了いたしました。大会関係は、12月の書類審査結果発表を待つばかりとなりました。

現在、製作に関しては各班試作を終了してその反省点を元に実機製作を開始する段階です。改良点や活動計画などは、各班適宜更新しますのでそちらをご覧下さい。

09.09.09 荷重試験結果報告

先日、9月6日に荷重試験を実施いたしました(荷重試験の様子は、「全体活動」の頁をご覧ください。)。現在、試験で得られたデータを解析し、設計を進めております。
お忙しい中荷重試験にお越しいただいたOBの皆様方に御礼申し上げます。

09.08.31 新年度発足のご挨拶

2010年度F-tec代表を務めます、堀口です。遅くなってしまいましたが、10年度になりましたので、今後1年間の方針についてお知らせします。

2010年度は、来年7月に開催される鳥人間コンテスト選手権大会のタイムトライアル部門への出場を目指し、新規機体「たんせい壱拾七号」の製作を行って参ります。

詳しいスケジュール等はのちほど追ってご連絡いたします。

さて、新年度F-tecは24名(3年4名 2年10名 1年10名)で活動して参ります。組織は以下のようになっています。

  • 三役
    • 代表:堀口
    • 設計:小澤
    • パイロット:寺井
  • 各班
    • 主翼班(11名) 班長:忍足
    • プロペラ班(5名) 班長:寺井
    • 胴体班(5名) 班長:新宅
    • 計測班(3名) 班長:篠塚

不慣れな点も多々ありますが、先輩方の経験を生かしつつ安全に配慮して製作を
進めて参りますので、ご声援を宜しくお願いいたします。

10フェアリング班活動報告

10.07.18(日) (こやた)

今年のフェアリングはこんな感じです。

fearing_old

      
*     +  うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y     Y    *

10.06.10(木) (こやた)

poster20100610095318

いや、違うんすよ…暇なわけじゃないんすよ…

(追記) 第5回試験飛行は、6/12(Sat.)早朝のみになりました。

10.05.05(水) つつじまつり行きたかった>(´・ω・` ) (こやた)

GWは初TFの予定でしたが、駆動系のトラブルのため、作業場でおとなしく作業にいそしむという充実したGWを過ごしました。こやたです。

フェアリングですが、発泡スチロール部分はくり抜きまで終わり、今日実際にコックピットに取り付けてみました。

その写真がこちら!↓

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ばびょーん!うれしいのでもう一枚!

CA3F0020

どひゃーん!・・・うん、まあ何か四角いし、某チョコボールのマスコットみたいですが、設計どおりです。

設計に「こんな形みたことない!独創的だね!」とか「四角いからスチレンペーパーも貼りやすいね!」とか言うとしょんぼりしちゃうので、ぜひ言ってあげてください。

CA3F0024

サービスでパイロット視点の写真も見せちゃいます!視界はもう少し広げる予定です。。

他大は着々とTFの回数を重ねているようですが、まあ焦らずやっていきたいと思います。

10.05.01 やったね!(ホリ口)

どうも、持参した弁当が諸事情により食べられずにお腹の空いたホリ口です。

船・屋根・ノーズのやすりが完了しました!!

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滑らかなノーズにF-tecのアイドル、フォクすけもご満悦です。

GWにTFができず残念でしたが、第1回TFからフェアリングつけられるように、がんばりますよ!

10.04.27 ヤスリ地獄 そして伝説へ~(おや毛)

主翼しかフェアリングをしていない今日この頃

早く完成してほしいものですね

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鹿さんも真っ青ならぬ真っ白

前回の写真より真っ白ですね。雪国です

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全体像はこちら!

ちなみにこのつなぎを汚したのはわたくしめですが、つなぎはホリロ君のものです

ごめんなさいホリロ!

10.04.25 切出~荒削り(ホリ口)

気温が上がったり下がったりで安定しないですねぇ。おかげで風邪が長引いてます。どうでもいいですね。

型紙も出来たので、まずは切り出しから始めましょう。

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型紙を、去年買って余った発泡スチロールに貼り、いざ切り出し!!

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とりあえず端の輪郭を切り出し、通称やすり部屋へ


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電熱線を使って華麗に切り出します。

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切りくずが溜まる…

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静電気の力を体感できる装い。おしゃれにピース(笑)

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パイロットが出来映えをチェックしにやってきました。

とまぁ、こんな感じでフェアリング製作は進んでるんでゴザイマス。

これから荒削り→やすりと進んでいきますが、肝心の製作物の写真を取り忘れたのでそのうちに…

第1回TFには間に合わないけど、なるべく早く完成させましょう!!

10.04.11 フェアリング班発足前夜?(ホリ口)

どうも、勢いでいろんなページを更新しようとしているホリ口です。
今日のミーティングによれば、明日から遂にフェアリングの製作がっ!!

既に主翼の翼端フェアリングとか作り始めてるので、フェアリング班としての線引きが微妙ですが…

一先ず班長ポスト空白のまま、F-tec総動員でフェアリングに取りかかろうかなぁと。

明日から始まるらしいですよ。

10試験飛行⑧

フライトの記録

上反角を設計の10degに上げて、またプロペラの推力を前回より1.0deg増やしてのスタート。

  • 1本目…上反角を上げたので、各部のチェックのために走行試験を実施。停止の際に傾いて左翼を擦ってしまい最外部後縁をやや損傷したものの試験飛行には問題ないと判断し続行することに。
  • 2本目…1本目は速度不足だったのでもう一本。飛行上問題はないとの判断で飛行に移ることに。
  • 3本目…30mほど飛行し、ラダーを左に切ったところで高度が下がってしまい着地。ラダーを切る際に回転数を少し上げるよう指示し続行。
  • 4本目…30mほど飛行したところで滑走路横端にだいぶ近づいてきたためストップ。
  • 5本目…ほぼまっすぐに飛行。50mほど飛行したところで一度着地しストップをかけたが再度浮いてその後停止。
  • 6本目…やや左を向きながら100mほど飛行した後に一度着地し、再度浮上した後に停止。

合同での滑走路使用で、約400mの範囲を交互に飛行することになっていたため、待機中に翼胴接合をやり直し。

  • 7本目…100mほど飛行した後、再度浮上して30mほど飛行したところで所定場所まで達したためストップ。
  • 8本目…150mほど飛行したが、滑走路の横端に近づいてきたためストップ。
  • 9本目…高度2m~3mを保って250mほど飛行。

ここで、所定の回転数より多い回転数で飛んでいたため待機時間を使ってプロペ ラのピッチ角をさらに0.5deg増すことに。

  • 10本目…浮上せずに滑走路端まで達したためストップ。プロペラピッチを上げた代わりに回転数を設計値まで落とした結果、推力が足らなかったよう…
  • 11本目…プロペラピッチを変えたことで適当な回転数を探ろうとしていたようですが高度も下がり滑走路横端に近づいてきたためストップ。
  • 12本目…300m強のフライトをしました。主にラダー操舵時に高度が下がってしまいましたが、1~2mほどの高度で飛行していました。

なお、ログが手元にないので高度は目視です。

公開している映像は横からの映像で少々わかりにくいのですが、12本目のフライ トでラダーを切ることで滑走路中央に戻っていくことが確認されました。ラダー の効きに関しては、前回のTFでは十分に見ることが出来ませんでしたが、今回の TFでは十分な効きが確認できました。

これにて、2010年度の試験飛行は終了となります。

動画

http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/E8A1480FC06031B9

とりあえず編集の済んだ物を

10試験飛行⑦

フライトの記録

ちなみに、高度は全部2倍で表示しています。

天気:曇りのち雨 風:北よりの風→南よりの風

  • 1本目…前回設定より主翼迎角を1deg増やし、エレベータトリムを0degに戻して実施。最大機速6.9m/sで浮上せず。
  • 2本目…回転数を上げるようパイロットに指示しもう一本。ほぼ前後輪が同時に浮き始めたがすぐに下降。浮いたあとに回転数を落としてしまっていたため、次は同じ条件で距離を延ばし、挙動を見ることに。

0703-2nd

  • 3本目…わずかに浮上しやはりすぐに着地。後輪から浮いていたが、悪天候でいつ雨が降り出すかわからない状況で、またTF残り回数も少ないことから今回は翼位置は変更せずエレベータのトリムを調整することに。
  • 4本目…エレベータトリムをアップ側+2.0degに設定することに。以下同じ条件で3本行うがいずれも後輪のみが浮いて滑走状態に。
  • 7本目…同じ条件では浮上しないと判断し、トリムをさらにアップ側に切り(計+3.0deg)試してみることに。横風に流されたのか左に進路を大きく逸れ、完全に草地に入った状態で着陸。幸いにもパイロットやグランドクルーに怪我はなく、また機体も損傷なかったため続行。

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  • 8本目…頭上げになりながら、また着地後もバウンドして再浮上した後停止。不安定側に入ってしまった可能性があるため、エレベータトリムをアップ側+2.0degに戻し再度試してみることに。

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  • 9本目…滑走時に機体が傾いてしまったためストップ。
  • 10本目…前輪から浮上、エレベータを切っているためやや頭上げ状態ですが80mほど定常飛行して着地。

0703-10th

  • 11本目…同じ条件でやや距離を延ばして、再現性を見つつ横方向の安定性を確認することに。結果として80mほど飛行し、ピッチングに関しては一先ず発散することはなくなったよう。ラダー操作も行ったが機体は右に逸れていき、草地での着地に。

0703-11th

次回が最終TFになります。縦に関しては今回のセッティングで行く予定です。

動画

http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/1FF40F939C8FB323

第33回鳥人間コンテストへの軌跡

このページでは、大会に向けた練習やら準備やらを紹介します。


10.06.26 パイロット、大阪へ(ホリ口)

パイロットが大阪まで、試験飛行後の満身創痍の状態で最終説明会に参加するために行ってきたみたいですよ。本番まで1ヶ月弱!!いよいよですね

10.06.19 テレビ取材(ホリ口)

この日、読売テレビが取材にやってきました。

場所はパイロット宅と作業場。作業風景撮影やパイロット他関係者インタビューを行いました。

CIMG1229

掲載許可済み。でもパイロット宅の写真は自主規制

10.06.15 とりあえず(ホリ口)

とりあえずページ作ってみました。今、大会に向けて

  • Tシャツ作り
  • 応援練習

が進んでいます。

6/26にフライト順抽選会があります。それを過ぎるといよいよ本格的に大会モードになりそうですね。

10試験飛行⑥

フライトの記録

なお、今回は高度計の値がおかしな値となっている場合が多いです。フェアリングと干渉している?

天気:晴 風:ほぼ無風→北より微風

  • 1本目…滑走中にフェアリングのドアが外れたため停止。フェアリング損傷も怪我人なし。以後ドアなしで実施することに。
  • 2本目…浮上に至らず。最大機速6.9m/s
  • 3本目…加速をつけるため、回転数を設計値(90rpm)より上げて(100rpm)滑走して

みたがやはり浮かずに停止。最大機速6.9m/s 0626-3rd

  • 4本目…エレベータ操作により浮上したが頭下げになりながらすぐに着地。

0626-4th

  • 5本目…風が出てきたため、対気速度が上がることを期待して同じ条件でもう一

度試してみることに。わずかに浮上しすぐに着地。浮上量がわずかのためもう一本同条件で試してみることに。 0626-5th

  • 6本目…ほぼ前後輪が同時に浮いたが、すぐにエレベータがダウン側に切れてしまったため(エレベータ不具合の再発)そのまま着地。ログにも残っていたため信号送信側のトラブルと思われます。

0626-6th

  • 7本目…尾翼を保持モード(保持は出来るが操作不可)の状態にして再度同条件

で飛行。後輪からわずかに浮いたようだが、すぐに着地。現状では揚力が足りないと判断し、迎角を増すことに。 0626-7th

(ここで、迎角調整用パーツが不具合により取り付けられないことが発覚。その 場での対処は不可能と判断し、エレベーターをアップ側に+1.0deg切ることで機 首上げ状態で飛行し、迎角を稼ぐことに。このトラブルの対処に1時間近く使ってしまう…)

  • 8本目…浮くことなく停止。機速不足と思われることからもう一本同じ条件で飛行してみることに。
  • 9本目…後輪からわずかに浮いたがすぐにそのまま着地。

0626-9th

  • 10本目…さらにエレベータを+2.0degアップ側に切ってみることに。頭上げ状態

での離陸となったが、ストップがかかったのちパイロットが出力を落としたところ(機体全体が機首上げ状態のままですが)定常飛行をし、そのまま50mほど進んだところで着地。パイロットにあとで聞いたところ徐々に出力を落としていったとのことで、ログ上では定常状態で機速7.0m/s前後となっていました。

機速低下などもあり正解かどうかはわかりませんが、迎角を増して安定をとるという選択肢も取ることができそうです。次回に向け、方針を話し合っています。

今回は、途中グラウンドクルーが転倒・擦り傷を負う事故が2件ありました。軽微な物で幸いでしたが、重大事故につながる前に(次回までに)対策を取らなければなりません。

動画

http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/77CA8339083C14C4

OBさんが10本目の横・後ろをまとめた動画をアップしてくださいました。 http://www.youtube.com/watch?v=QCJl83v8jx8

10胴体班活動報告

2010.06.17

∵<今日はスペインVSスイスで番狂わせがありましたね。ところで胴体班は予備タイヤも作り終わり琵琶湖へ向けての予備材料作りを開始するようですよ。

2010.05.17

∵<胴体班はコックピットのフィレット・オーバーレイをやり直しているらしいですね。

2010.05.14

∵<胴体班も車輪ユニット2号を作ってるらしいですね。

2010.2.08(月) 2年前との…

どうも今年の進行状況が08年度に近い感じがします。

2月17日:荷重試験 2月22日:コクピ一次構造接着 3月1日:尾翼完成 ロールアウト…6月とかだった気が……

よろしくないです。とてもよろしくないです。とはいえ目玉も今日作り終えたわけだし、今週中に尾翼完成させるし…

何より班長の試験が5日で終了しました(一科目除く)。コレはデカいです。とてもデカいです。

こう言う物は何とかなる物ではなく何とかする物ですから試験さえなければ作業が出来るのです。

その他二年前との比較

二年前

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現在 スーパー尾翼治具については後日説明します。

TS3B0445

二年前

untitled

現在 リューターである程度荒削りすることで作業速度がかなり上がりました。

TS3B0449

一年生は何故かサンダーよりMDFに貼った紙やすりを好んで使います。

2010.1.27(水) 久しぶりの更新

仕事やら試験やらに追い回されていた訳ですがここらで一段落。

年が明けてからは2010.1.10にもある通り接合部を中心に作ってきました。他にも自由錘やボール盤を回し続ける日々です。

TS3B0432

尾翼側のツノの製作風景。中心位置が正確なのをアピールするために少しだけ削ってみました。
水はエレベーター、垂はラダーを指す。

そろそろ胴体班最大の仕事コックピット製作に突入です。図面を直しながら冶具を作りながら土台の計画を立てています。

さて、土台は何で作ろうかと思案中。’06は地面が水平平坦だったためベニヤを一枚敷いただけでしたが、その美しい地面は

もう使えません。’08はスタイロ板の裏にアルミアングルを貼り付けた物を使って上手く行ったので、その方法を踏襲するべき

なのでしょうか。個人的にはコンパネかベニヤ板に、下の高さ調整器をくっ付ける方が図面のケガキやすさや凹みにくさで

優位のような気もします。とりあえず先代をそのうち召喚してみましょう。

TS3B0435

と言う訳で最外翼桁延伸部の仕上げに行ってきます。次は早めに更新したいなぁ。

2010.1.10(日) 作業用BGMは重要ですよ

正確には既に11日ですが。胴体班があまり更新しないと言われてしまったので更新している小笠原です。

今日は内翼の接合部の製作を行いましたが、巻きつけるバルサ材がバキバキに折れてしまい続行不可能に。試行錯誤の結果、最初に長い祖面テープをあらかじめつけておいてから何とか巻きつけることが出来ました。まぁ他にいい方法があるのかもしれませんが。

久石譲が一発変換できないのはショックですね。

2009.12.27(日) 書類審査合格

胴体班としてはモックアップを発進練習用に改造しておきたい所。

いきなり本物でやるのは怖いし、スターティングメンバーにグラウンドで

朝から晩まで走り回ってもらうには不可欠です。また仕事が増えるなぁ(嬉々)。

2009.11.07(火) ギアボックス

ギアボックスの図面について試行錯誤中。

これを実際に加工できるように訂正しないと…。

gear_box

とりあえずスクショ撮りました。

2009.09.29(火) モックアップ完成

モックアップが出来上がり、パイロットに合わせて調節しました。

明日パイロットの重心を測定する予定です。

TS3B0391

材木6本1280円、板60円+400円、ボトムブラケット880円、木ネジ・養生テープ少々。今思うと中々安上がり。

2009.09.24(木) ポンプが小さいらしい。

班長の新宅です。

交流会で、他大に比べて真空ポンプが物凄く小さいことを知りました。

真空ポンプ?片手の上に乗るでしょ?と言ったら驚愕されました。

他大のポンプは一抱えもあるような物らしいです。

ちゃんと引けているんですけどねぇ。

TS3B0387

大きさを比較するために一般的な大きさのハサミを置いておきました。

追記: 到達圧力は66.5hpaです。

10試験飛行⑤

フライトの記録

天気:晴 風:北より微風。

前回よりも翼位置を40mm後ろ側に下げ、エレベータトリム0degに戻してスタート。

  • 1本目…浮上に至らず。最大機速が6.5m/s(設計値7.6m/s)だったため機速不足と判断し同じ条件でもう一度飛ばすことに。(あとからログを見たら、回転数が100rpm近くまで達していました—設計値90rpm)
  • 2本目…浮上に至らず。最大機速7.1m/s
  • 3本目…浮上に至らず。最大機速7.1m/s。パイロットがエレベータを操作することで浮上させ、浮上後の挙動を見ることに。
  • 4本目…エレベータの操作により上昇したがエレベータが切れたままになってしまったため失速してしまい頭下げになりながら下降。失速状態が解消されたためか再度浮上した後に着地。

0612-4th

横風は見にくくなるため省略。ログ上ではエレベータは元に戻ったようです。エレベータがきれっぱなしになってしまった原因に関して、接合時のねじの締めすぎの可能性が挙げられ(因みに、先週まで発生していた電装側エラーは原因判明し修正済みです)、当該箇所の点検をし、再度同じ条件で飛行(以後、エレベータの異常は見られませんでした)。

  • 5本目…上昇後、エレベータをニュートラルに戻すと頭下げになりながら下降したため、エレベータトリムを1.0degアップ側に切ることに。

0612-5th

  • 6本目…エレベータ操作をせずに発進したところ浮上しなかったためエレベータ操作を入れることに。
  • 7本目…エレベータ操作で浮上後、徐々に頭下げになりながら下降。翼位置は適正位置よりも後ろにあると判断し翼位置を10mm前方に移動。エレベータトリムニュートラルに戻す。

0612-7th

  • 8本目…エレベータ操作なし。わずかに浮上したが浮上量がわずかなため詳細な様子はわからず。次からエレベータ操作を入れてみることに。

0612-8th

  • 9本目…エレベータを切りすぎ、失速したような挙動を示し頭下げになりながら降下。前輪からハードランディングしてしまうが異常なしと判断されたため続行。

0612-9th

  • 10本目…浮上せず。今度は逆にエレベータを殆ど操作していなかった。
  • 11本目…エレベータ操作で浮上し、ニュートラルに戻した後は頭下げになりながら下降。エレベータトリムをアップ側2.0degにし、エレベータ操作を入れながら挙動を見ることに。

0612-11th

  • 12本目…エレベータを操作したものの浮上せず。速度不足が原因と判断され(最大6.1m/s)、同じ条件でもう一本。
  • 13本目…エレベータ操作により浮上。横風に流され左にそれながら、やはり頭下げになり下降。

0612-13th


そろそろ縦を取り切りたいなぁ…ログとのにらめっこをしながら、次の一手を考えていきます。

P1030021-1 たんせい壱拾七號の現状

動画

http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/5A8DA107788BA7D8

10試験飛行④

フライトの記録

天気:晴 風:北より。時々東からの風。

チームエアロセプシーさんの世界記録挑戦のため、飛行開始は6時。1時間という限られた時間での実施となりました。

  • 1本目…タイヤ部分を修正したため走行試験。傾いたままスタートしてしまったために左に逸れたがタイヤ自体には問題なし。

以下、風が北よりだったため海側から橋側に向けてジャンプ飛行。

  • 2本目…前回と同じ条件で飛行。やはり機首が上がる。着地後一度跳ねて再浮上。

0605-2nd

  • 3本目…翼位置を20mm後ろに下げる。エレベータはエラーが出てしまったためトリム変更せず(アップ側1.0degのまま)。まだ機首上げ。エレベータが誤作動で動作したとの証言あり。(自分はまだ確認していないのですが)

0605-3rd

見にくくなるので載せませんでしたが、ログ上は尾翼は問題ないようです。


最後に重心測定を行いました。この計算結果などを元に再計算し、次回の設定を検討します。次回も時間が限られることが予想されますが、そろそろ縦を取り切らないと…。

本番が近づき、他チームとの合同TFが増えてきました。連携もしっかりとっていかないとです。

動画

動画です。 http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/9F25BB35AD85300E