カテゴリー別アーカイブ: 鳥人間コンテスト大会報告

第24回鳥人間コンテスト

!第24回鳥人間コンテスト

祝・準優勝!


飛行距離1308m(チーム新記録)

7月28、29日に第24回鳥人間コンテストが開催されました。F-tecはプロペラ機部門に参加し、飛行距離1308.09m、人力プロペラ機部門2位入賞を果たしました。有力チームが次々と失敗する中、「たんせい七號」は風に煽られつつも順調に飛行し、これまでのチーム記録1224mを更新しました。

人力プロペラ機部門の結果

チーム名 パイロット 記録[m]
大阪府立大 堺風車の会 嘉藤伸一 7945.85
F-tec 東京大学飛行理論実践委員会 渡辺恵佑 1308.09
東海大学 人力飛行機研究会 池田利宏 582.94
東工大 Maister 荻原次晴 380.54
金沢工業大学 夢工房 八十山直喜 263.65
有人飛翔体研究会 東恭子 255.33
Team Typhoon#9 瀬尾宜時 183.90
日大航空研究会 山地圭一 94.96
京都大学バードマンチームSHOOTING STARS 大井戸直幸 61.72
つくば鳥人間の会 追坪行広 34.14
飛びたい野田 空出いい野田 小倉操 32.85
芝浦工大 Team Birdman Trial 寒川宣光・吉濱敦 28.38
西日本工大バードマンクラブ 武永英明 13.45
WASA(早稲田大学宇宙航空研究会) 青木寿明 失格
都立科学技術大学 T-MIT 上田亨 失格
豊田飛行機研究会 大原満 棄権

ついでに…
これが今年の大会用T-シャツです。胸には大きく「大津行」と書いてあり、その意気込みがうかがえます。背中にはメンバー全員の名前が書いてあります。


でも集団でこれ着て歩いてるとなんか宗教っぽいかも…(^^;

第23回鳥人間コンテスト

!第23回鳥人間コンテスト

7月30、31日に第23回鳥人間コンテストが行われました。F-tecは人力プロペラ機部門に出場し、飛行距離533.04mで第5位でした。去年に引き続き奨励賞を頂きました。

なんと、飛行順が1番目!

競技開始前に行われるくじ引きで、なんと飛行順が1番になってしまいました。普通、早朝は風が弱く、日中になるにつれて風が強くなってくるので、朝早いうちに飛んだほうが有利なので、運がいいとも言えるのかもしれませんが… それにしても、1番目というのは、びっくりしました。

1番目のフライトなので、深夜から組み立てを開始し、午前6時にはプラットホームへ移動を開始しました。1番目のため、前に順番待ちをしている機体がないので、TV局関係者に「早く移動してください」とせかされながらの移動でした。くじで2番目以降をひけばよかった…

ともかく、プラットホームの上まで機体を移動させ、フライトの準備が整いました。

テイクオフ。あれ、主翼の捩りが…

プラットホーム上では、かなり向かい風が強く、鳥人間コンテストのロゴの入った旗が力強く
なびいていました。係の人からテイクオフの指示が出て、機体を押し出します。

テイクオフした瞬間、機首が大きく下を向き、主翼がねじれてしまいました。そのまま、
水面に激突かと思われましたが、どうにか機首を上げることに成功しました。

着水─記録533m04

この日は風が強く、また、プラットホームと湖面上ではだいぶ風向きが異なっていたため、
水平飛行に入った後、機体は左からの横風に流されながら飛んでいきました。徐々に陸地が
近づいてきました。陸地に着陸してしまうと失格なので、左に進路を変えました。

進路を変えてまもなく、たんせい六號は着水しました。記録は533.04m。人力プロペラ機部門第5位でした。

第22回鳥人間コンテスト~F-tec大健闘!

!第22回鳥人間コンテスト

F-tec大健闘!飛行距離1224mで第5位!

F-tecは今大会にて念願の「1000m以上の直線飛行」を達成することができました。
飛行距離は1224.12m。第5位でした。

琵琶湖到着

大会前日の7月31日、私たちは大会会場の彦根市松原水泳場に到着しました。

休むひまもなく、午後からの機体審査に備えて組み立てをはじめます。機体審査では機体に危険な個所がないかチェックされます。F-tecの機体は1回で審査にパスしました。合格すると機体にステッカーが貼られます。残念ながら、フライト後機体の一部が回収されず琵琶湖の藻屑となってしまったため、そのステッカーは今は手元にありません…

午後にはテレビ局の取材も来ました。

組み立て

組み立ては深夜の2時頃から始めました。本番を前にして、試験飛行のとき以上に
慎重に組み立てていきます。

テイクオフ!

苦労してプラットホームの上に機体を運び、風を待ちます。まもなくテイクオフです。

私達の前に飛んだ2チームが連続して離陸に失敗して旋回してしまったので、やはり不安が募ります。

スタンバイしてまもなく、そのときはやってきました。弱い向かい風。絶好のコンディションでした。パイロットがペダルをこぎ始めます。

「3・2・1・スタート!」

機体を保持している3人が機体を押し出します。

機体はほぼ水平に、滑らかにプラットホームから離れました。”たんせい98”はゆっくりと前に進んでいきます。

4分間のフライト

離陸が見事に成功し、”たんせい98”はゆっくりと進んでいきます。フライト時間は約4分。

とても長く感じられた4分間でした。

記録1224.12m!

機体が琵琶湖に着水した瞬間、素晴らしい記録を出したに違いないという確信から、みんな大喜びでした。

しばらくすると、「すばらしい記録が出たようです」というアナウンスが流れました。
記録は1224m。目標の1000mを見事達成しました!!!大会結果
今年は人力プロペラ機・滑空機ともに大会記録が更新されました。
人力プロペラ機部門では、チームエアロセプシーが23688mという驚異のフライトで堂々の1位でした。
滑空機部門では、299.73mの好記録を出した”ふくちやま舞夢MY夢”を、”みたか+もばら
アドベンチャーグループ”が333.32mで、さらにフライト順最後の”チームハマハマ”が
364.08mの記録で逆転するという劇的な展開となりました。

第22回鳥人間コンテスト記録一覧

人力プロペラ機部門

順位 チーム名 パイロット 飛行距離(m)
1 チームエアロセプシー 中山浩典 23688.24
2 日本大学理工学部航空研究会 信賀信孝 4761.08
3 チームウイングス豊橋 神谷博万 2728.20
4 大阪府立大学・堺風車の会 佐野秀之 1495.47
5 東京大学飛行理論実践委員会(F-tec) 米谷雅樹 1224.12
6 つくば鳥人間の会 田中泰吾 938.46
7 JAMCO鳥の会 緑川隆之 613.12
8 東海大学人力飛行機研究会 蔵元学土 600.94
9 ONITANMA鹿屋 山本徳光 216.88
10 京都大学バードマンチームSHOOTING STARS 魚谷繁礼 175.70
11 金沢工業大学 夢工房 守田泰行 88.66
12 ドボン会 原史子 52.79
13 クラフト・パル(山形大学工学部) 岩田宗久 42.06
14 Meister(東京工業大学) 高田真 20.49
横浜エアロスペース 猿田祐輔 計測不能
早稲田大学宇宙航空研究会(WASA) 加茂道正 失格
芝浦工業大学Team Birdman Trial 糸井直樹, 紺田秀樹 計測不能
人力ヘリコプタの会 前田達哉 リタイヤ

滑空機部門

順位 チーム名 パイロット 飛行距離(m)
1 チームハマハマ 福森啓太 364.08
2 みたか+もばらアドベンチャーグループ 大木祥資 333.32
3 ふくちやま舞夢MY夢 大槻慶太 299.73
4 チームToKi 小嶋登 226.32
5 TOA鳥人間の会 大上由実子 221.10
6 夜鳥の会 雨宮健一 211.91
7 熊本工業大学航空工学研究会 中野泰伸 208.01
8 練土研チャレンジチーム 竹永修一 183.97
9 神奈川工科大学航空研究部 黒澤正人 174.62
10 紅菱会 有人飛翔体研究会 東恭子 124.42
11 TEAM SKY WALKERS 田中多聞 120.27
12 サーマルミッション(長崎総倉科学大学) 中田裕和 77.00
13 放課後具楽部 糸賀信行 73.06
14 中日本航空専門学校 窪靖広 63.67
15 東京都立科学技術大学DerFlug 田村宏司 60.69
16 あおぞら倶楽部 清水千之 52.12
17 東北大学Windnauts 鈴木大晋 44.41
18 KN flyers with LON 川原陽子 43.35
19 TEAMフライング朱鷺 福地一光 37.35
20 九州大学鳥人間チーム 清水絵理子 34.76
21 チーム火星人 中村信昭 33.07
22 上越鳥人間同好会 石沢正博 30.57
23 西富士友の会 糸谷浩 23.08
24 Challenger東京都立江東工業高等学校 金澤邦昭 20.80
25 TEAM SOWA 清水良宣 19.22
26 Dream Dream Dreamy 大川和喜 19.15
27 立命館大学飛行機研究会 松本智司 17.35
28 西日本工業大学バードマンクラブ 岩倉康宏 15.80

チャレンジ部門(フライト順に掲載)

チーム名 パイロット 飛行距離(m)
自由の森学園中学高等学校人力飛行機部 伊藤賢典 34.82
とんぼ飛ばし隊 伊藤弥生 14.60
下総OSC 根木茂一 26.15
パピルスII 松本学 計測不能
KTY飛行機研究会 河西登志子 リタイヤ
拓殖大学造形美術研究同好会PAMRO 丸子しずえ 12.66
未来工房 金子由美子 13.32
東海大学第二工学部機械工学科KART 森川裕二 23.82
優勝 京都TFCとオトビヤスチーム 栗山真一 18.27
アエロプラノ 上田智彦 21.03

'97鳥人間コンテスト

7月26日に予定されていた第21回鳥人間コンテストは、台風7号の接近のため、残念ながら
全面中止になってしまいました。過去20年間の大会では、何回か部分中止はありましたが、全面
中止となったのは初めてのことです。