今年のF-tecでは、コクピ桁を巻いて自作することを目標に、桁巻きに関する情報収集を進めています。
今日は、実際にプリプレグから桁を巻き、焼いてみるという試験を行いました。巻きから焼き、脱型まで完全に自分らでやるのは初めてでしょう。
・・・本当は写真載せたかったんですけど、今手元にカメラがないんですよね。後日追加しますたぶん。写真追加しました(9/18更新)
離型処理の様子
使ったプリプレグはGHクラフトで売ってたPYROFIL TR380G250Sです。ハンズで買った外径50mm、長さ1mのアルミパイプに、スポンジでエポック社のケムリース(ハンズで購入)を10層ほど塗って、その上に80cmに切ったプリプレグを順次巻いて行きました。
ply構成は90,45,-45,0の4層です。練習のため、使う可能性のある方向すべてを使うことにしました。
巻き終わったら自作の炉に投入し、1℃/min程度の割合で150℃近くに加熱しました。
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その後冷まして脱型を試みたのですが、ねじっても氷で冷やしても万力で力かけても床に打ち付けても脱型はできず、初の桁巻きは残念な結果に終わったのでした。
原因としては、マンドレルがハンズの店頭に置いてあったパイプだったせいで傷だらけだったこととか、離型剤塗るのが適当だったこととかが考えられます。現在はマンドレルを店頭購入ではなく発注して、24日にまた第2回の桁巻きをする予定です。
【追記】京大の方(Kさん)が見学にいらした際、この抜けない桁を見せて「ほら、抜けないんですよ」ってKさんと私で一緒に力かけたら、「ピキッ」とかいう音とともに脱型成功しました。Kさんありがとう。しかし何故でしょうね、冬を越してアルミが縮んだからでしょうか。謎。