第3回荷重試験

本日9:00~14:30に第3回荷重試験を行いました。

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主翼の2次構造が付いた状態で行う荷重試験は初めてであり、多少手間どうところがありましたが、

これまでの手順通りに0.5倍、1,0倍、1.5倍と荷重をかけていきました。

0.5倍、1.0倍荷重では何も異常はありませんでした。

1.5倍荷重をかけた後、ファルコンを外してしばらく様子をみることにしました。

3分ほど経過したとき、右中央内の接合部で異音がし始め、しばらく異音が続いた後、バンッという大きな音がしました。

解体後に翼を確認したところ、右内翼接合部にクラックが入っていました。

クラックは

・軸方向、接合部の端から接合部品までの300mm

・周方向、接合部品を起点に下面側に約半周

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の2個ありました。

作業にかかる時間や安全性などを考慮した結果、内翼接合部を左右ともに400mm切り落とし、新たに接合部を作ることにしました。

また、桁の修理に伴い、荷重試験をもう一度行うことを決定いたしました。

荷重試験を7/17(水)に行うことを目標に作業を進めて行きたいと思います。