第1.5回荷重試験+最外翼桁破壊試験

去年からの悲願であった、自分たちが桁巻きで巻いた桁の荷重試験、及び破壊試験を実施しました。
今回試験した桁は第一回桁巻きで巻いた内径32mmの積層6層のものです。

(i)荷重試験

全翼組み立てて行う荷重試験とは違い、今回は最外翼のみで荷重試験を行いました。

(ii)破壊試験

この巻いた桁や、試作したエルロン(最外翼)は実機に使わないことが決定していたので、荷重試験の後エルロンの可動部側の桁のみで破壊試験を行いました。

かかる荷重が桁違いに大きいので荷重試験とは方式を変えて二点支持で中央に荷重をかけて試験しました。支点間を1.8mにして荷重をかけていったところ、43kgfで桁が破壊されました。桁の上面(圧縮側)から破断し、荷重は理論値の半分程度の値でした。この原因として理論の間違いや、層間剥離が起きた事により剛性が低くなり座屈しやすくなったことなどが考えられます。

hakai