10試験飛行⑤

フライトの記録

天気:晴 風:北より微風。

前回よりも翼位置を40mm後ろ側に下げ、エレベータトリム0degに戻してスタート。

  • 1本目…浮上に至らず。最大機速が6.5m/s(設計値7.6m/s)だったため機速不足と判断し同じ条件でもう一度飛ばすことに。(あとからログを見たら、回転数が100rpm近くまで達していました—設計値90rpm)
  • 2本目…浮上に至らず。最大機速7.1m/s
  • 3本目…浮上に至らず。最大機速7.1m/s。パイロットがエレベータを操作することで浮上させ、浮上後の挙動を見ることに。
  • 4本目…エレベータの操作により上昇したがエレベータが切れたままになってしまったため失速してしまい頭下げになりながら下降。失速状態が解消されたためか再度浮上した後に着地。

0612-4th

横風は見にくくなるため省略。ログ上ではエレベータは元に戻ったようです。エレベータがきれっぱなしになってしまった原因に関して、接合時のねじの締めすぎの可能性が挙げられ(因みに、先週まで発生していた電装側エラーは原因判明し修正済みです)、当該箇所の点検をし、再度同じ条件で飛行(以後、エレベータの異常は見られませんでした)。

  • 5本目…上昇後、エレベータをニュートラルに戻すと頭下げになりながら下降したため、エレベータトリムを1.0degアップ側に切ることに。

0612-5th

  • 6本目…エレベータ操作をせずに発進したところ浮上しなかったためエレベータ操作を入れることに。
  • 7本目…エレベータ操作で浮上後、徐々に頭下げになりながら下降。翼位置は適正位置よりも後ろにあると判断し翼位置を10mm前方に移動。エレベータトリムニュートラルに戻す。

0612-7th

  • 8本目…エレベータ操作なし。わずかに浮上したが浮上量がわずかなため詳細な様子はわからず。次からエレベータ操作を入れてみることに。

0612-8th

  • 9本目…エレベータを切りすぎ、失速したような挙動を示し頭下げになりながら降下。前輪からハードランディングしてしまうが異常なしと判断されたため続行。

0612-9th

  • 10本目…浮上せず。今度は逆にエレベータを殆ど操作していなかった。
  • 11本目…エレベータ操作で浮上し、ニュートラルに戻した後は頭下げになりながら下降。エレベータトリムをアップ側2.0degにし、エレベータ操作を入れながら挙動を見ることに。

0612-11th

  • 12本目…エレベータを操作したものの浮上せず。速度不足が原因と判断され(最大6.1m/s)、同じ条件でもう一本。
  • 13本目…エレベータ操作により浮上。横風に流され左にそれながら、やはり頭下げになり下降。

0612-13th


そろそろ縦を取り切りたいなぁ…ログとのにらめっこをしながら、次の一手を考えていきます。

P1030021-1 たんせい壱拾七號の現状

動画

http://www.youtube.com/user/10Ftec#grid/user/5A8DA107788BA7D8