第30回鳥人間コンテスト

7月22,23日に第30回鳥人間コンテスト選手権大会が行われました。

今年は記念競技として飛行時間を競うタイムトライアル部門が設けられました。

F-tecは例年出場していた距離を競うディスタンス部門に出場し15チーム中12番目のフライトでした。

結果は720mのフライトでディスタンス部門3位でした。1位,2位との差が激しいですが…。

若干のダイブで離陸。風にあおられつつも左右にラダーを切りながら高度2~3mを安定して飛行していました。

2分半ほど飛行したところでオンボードカメラの固定が外れてしまうというトラブルが発生しました。カメラがパイロットの足に絡み、思うように漕げなくなると同時に操縦のほうも乱れてしまい着水となりました。

着水時はパイロットの体力にもまだまだ余裕があり、風もだいぶ落ち着いている様子だったということで、もしカメラが外れなければもっと飛行できたのではないかと思えてしまい残念です。もちろん勝負事に「もしも」は禁句ですが・・・。

ただ、3月に作業場を失った状態から機体を作り上げ、試験飛行を行い、大会でフライトを行うところまで来ることができました。ここまで挽回できたのは、ひとえにたくさんの支援をしてくださった関係者の皆様、OB/OGの方々のお陰と痛感しています。

活動するにあたりバックアップをしてくださった皆様、大会会場で作業を手伝ってくださった先輩方、本当にありがとうございました。

今年の経験を糧に、来年以降さらに飛躍していきたいと思います。

TV番組は9月22日(金)19時から日本テレビ系列で放送予定です。


アルバム

7月21日(フライト前日)


琵琶湖は遠いです。車班も電車班もぐったり。


機体運び込み。


明日には晴れてくれ…。


意気込むパイロット。水かさの増した琵琶湖。浜がない。

7月22日(フライト当日)

組み立て作業開始。気合入れていきましょう。


今年のフェアリング。例年になくいろいろ貼ってあります。


プラットホームをバックに組み立て。オンボードカメラのチェック。


翼胴結合。翼端フェアリング。


飛行張線取り付け。湖岸の水没具合から判断して例年と逆(機首が陸地向き)を向けて運搬する。

パイロットインタビュー中

フライト



とりっぱさんにGPSをお貸ししていただきました。飛行ルートが[こちら]
で見れます。

計測データ


エレベータは機首上げが+、ラダーは左に切ると+です。エレベーターは+2度を0度としています。

高度はフェアリングの下面からの値です。775secにテイクオフ。790secまでの値は超音波が水面以外のものに反射されているようです。

回転数の値が乱れていますがほぼ90RPMを維持していたことが読み取れます。

帰ってきて

トロフィー。