## 09/8/10 最終フライト
先週末の土日(8,9日)に富士川滑空場にて、最終フライトを行ってきました。
初日では、パイロットの習熟として、100m程度の飛行から400mまでの飛行を重ね、2日目に400mまでの飛行に慣れた上で飛び切りにチャレンジしました。
一日目は100m程度の飛行で機体の調整を確認したのち、
200mの飛行を2本、400mの飛行を3本行いました。
そしていよいよ2日目に、
ジャンプ→200m×2本→400m×1本
を経て、飛び切りへとチャレンジしました。
北よりの微風の中、北向きに飛行を開始しました。
しかし、結果として、600m程度の地点で滑走路左側の芝生に着陸してしまいました。
滑走路中央(400m)手前までは比較的安定した飛行を行えたのですが、次第にペラ回転数が落ちてくるとともに、エレベータに頼るようになったようなのですが、そのエレベータ操作に伴い、PIOのような状態におちいり、最終的に左にそれて着陸してしまいました。
この結果を受け、ほぼ無風のなか、もう一度再挑戦することにしました。
しかし、結果は一本目同様に滑走路中央に近づいた地点でピッチが乱れ、520mの飛行を行って着陸しました。
この飛行を持って、2009年度の活動は終了となりました。
残念ながら、飛び切りこそ出来なかったものの、安定性のよいパイロットが力を出し切ることの出来る機体を作ることが出来ました。
・・・思えば、2008年度の書類落選直後は本当につらかった。
作業場にいっても、楽しかった作業場の姿はどこにもなく、自分の作業する音が響くだけ。でもとりあえず機体は完成させたくて、パーツを作るものの、なんだか虚しいやら悔しいやらで、涙を流しながら帰ったときも。
そんななか、2009年度に代替わりして自分が代表になったものの、状況は変わらず。
本当にどうすればいいのかわからず迷走して、機体が作れるのかどうかもわからないような状態で、自分も何度もF-tecを辞めてしまおうかと思ったりしてた。
でも、やっぱり自分が入部してから一年間のF-tecでの活動は本当に楽しくて、そんな風に楽しめた裏には同じように先代の方達の苦労があったんだろうなぁと考えると、自分が逃げ出してF-tecをつぶしてしまうことは出来ず、ただ、後輩のためにF-tecを存続させることを目指して続けることに。
ただ、かといって自分の代のプロジェクトを達成できる見込みもなく、「今、あの車の前に飛び出たらF-tecのこと考えなくていいのかな?」なんて思ったりするほど、本当に毎日が鬱状態でした。
でも、そんな代表としては微妙な状態であったにもかかわらず、仲間達は自分についてきてくれて、支えてくれて、そんな仲間とミーティングを重ねて、五里霧中で活動を行ううちに、次第に活動の目処がついてきて、自分にとってのF-tecも楽しいものになってきて、「何とか後輩にF-tecを残したい」と思っていた意識も次第にモチベーションの向上とともに、「ここ数年のF-tecを立て直して、最高のフライトを達成して後輩にF-tecを残したい」と思えるようになってきました。
そして、結果として、最後のフライトでその夢はかなえられました。
きれいな上反を出して、ひたすら飛んでいく機体。それを精一杯おいかけるメンバーの姿、そして自分の作った操舵系もキビキビと動いて横風の中でも直進を維持していく・・・時間でいえば1分強の時間だけど本当に長かった。そしてうれしかった。
このフライトに自分の3年間のすべてがありました。
F-tecをやってきてよかった!!
最後になりますが、OB・OG・先生方をはじめ、五月祭や駒場際で声援をくださった来場者の方々など、すべてのF-tecを応援してくださった皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
メンバーだけの力だけではこのような結果を得ることはできませんでした。
本当にありがとうございましたっ!!!
今後もF-tecは後輩たちが引き継ぎ、今年度の反省を糧に進化していくはずですので、今後ともF-tecをよろしくお願いいたします。
それでは失礼いたします。
追伸:とりあえず、画像をほんの少し、ご紹介。
いぜ飛び立たん、たんせい拾陸號
こくぴのドアをとりつけて・・・
いざスタート!!
富士山をバックに飛んでいく機体。
え?!7月5日以降のTFの報告はどうしたって?・・・
・・・ほかのラストフライトの画像とかと一緒に、そのうちうpします・・・はい・・・
## 09/5/9駆動・操舵試験
本日、駆動・操舵試験を行いました。
今回の試験の目的は・・・
・駆動系のテンショナーの改良はうまく動くか?
・ペラに異常はないか
・操舵系の干渉は無事解消されたか?
・電装系はうまく動くか?
といった項目をチェックすることです。
結果として、チェーンの振動は抑えられたものの、代わりに歯飛びが起きるようになってしまいました。
また電装系は、概ね問題なく動いたのですが、エレベーターをアップからダウンへ切った時に、ニュートラル付近を通ると、なぜかラダーが痙攣するという現象がおこりました。
また、それと関連性があるのかわかりませんが、しばらくするとエレベータが動かなくなり、ラダーも脱力するなどのトラブルが起きました。
まぁ、その原因と対策は各班の報告に任せて(といっても駆動系は俺が書くのだけど・・・orz)、今後の予定をば。
とりあえず、今後は駆動・操舵系のトラブル解消につとめて、来週の週末は学内での安全講習会受講&試験飛行準備MTG。
そして、駆動・操舵のトラブルさえ解消できれば、23・24あたりでの第一回MTGを目指して動いていきたいと思います。
さて、それでは試験の様子をご紹介。今回も撮影は新入生の某O君にお願いしました。
相変わらず無駄な写真が多いです。笑
我が班のV次です。昨年度よりも小型化が進んでいます。カーボンの模様が美しいです。
全国でもおそらく唯一のFBL(フライ・バイ・ライト)システムの尾翼部基盤です。
左側の光ファイバを通してきた信号をもとに、サーボを駆動します。電源は桁内に写っているリチウムポリマー電池です。
組み立て中の様子。主翼班も手伝ってくれてます。
でも、なぜかこの写真が・・・
( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
このAAと被るのは俺だけでしょうか?ってかカメラ目線してないでしっかり保持しなさい!
まぁ、こんな感じで試験をしてました。
それでは。
## 組み立て試験追記
どうも、自分の代の機体が撮りたいあまり、先週くらいにデジカメを買ってしまった代表です。
どうせなんで、そのデジカメで撮った写真つきで組み立て試験の様子を簡単に紹介しましょう。
まずは中央翼が運び出されます。
そして、代表の華麗なる指揮のもとに・・・
主翼&コクピが組み上がりました!!
・・・え?はしょりすぎ?気のせい気のせい。
解像度の変更が面倒くさいから枚数が少ないんじゃないかって?そんな訳ないじゃないですかぁ。
お・ま・け
F-tec専属カメラマン(新入生の某O君)にカメラを任せておいたら、なんかやたらいっぱいどうでもいい写真がありました。
なんか、その中でもメンバーの変わったTシャツを取りまくってたんで、ちょっとご紹介。
「FFFReedom!!」
Fの数といい、大文字小文字の切り替え位置といい、ほんとにフリーダムです。
そして、このTシャツの主は今日おんぼろのママチャリで静岡の実家まで帰っているそうです。持ち主までフリーダム。
最近F-tecの一部のなかでルービックキューブがひそかなブームなようですが、わざわざそれに併せて買ってきたんでしょうか?
引っ越しの時は佐川○便の制服と同じ模様のTシャツを着てきたり、彼のTシャツへの熱意には目を見張るものがあります。
PILOT。なぜに文房具メーカーがTシャツを?
でも、この服だけ誰が着てたのかわからないんですよねぇ・・・(゚Д゚)ハッ! まさかパイロット?!
## 09/5/7 まとめて試験報告
相変わらず更新が遅いのは仕様な代表です。(すいません。ほんとに最近色々と忙しいんです・・・)
ちなみに、数学の授業中に更新してるんで、画像がなくてすいません。そのうち、専属カメラマンによる写真をアップします。
さて、まずは5/1に行った回転試験について報告です。
予定的に急いで試験を行いたかった事もあって、急遽決行しました。
結果として、駆動系に歯飛びや、ロスなどの大きなミスはなかったものの、チェーンの脈動が大きく、
ちょっとテンショナーに手を加える事になりました。なお、プロペラの方は、ハブが抜けない等
のトラブルが一時的にあったものの、それ以外は特に問題ありませんでした。
次に、5/4の組み立て試験について報告です。
今回の組み立て試験は、主翼全体とコックピットを組み立て、機体各部の確認・調整をするとともに、
組み立てに習熟するというものでした。
結果として、機体本体には、リアスパマウント部に、容易に解消できる干渉が見られた程度で、
大きな問題はありませんでした。
ただ、ファルコン(F-tecではなぜか翼支持台のことをこう呼びます)を今年度の機体にあわせて調整するのを忘れていました。
おかげで、翼を持ってくれていた人にはご迷惑をおかけしました。
ファルコンに関しては自分が担当者を決めていなかったので、こんな事態になってしまいました。反省です。
ちなみに、機体本体には関係ありませんが、5/2にやっと7号館に戻ってくる事ができました!
これで機体へのアクセスが容易にできるようになりました。
今後の予定としては、できれば今週末に駆動・操舵試験を行った後に、
翌週は安全講習会があるので、翌々週からいよいよ試験飛行を行っていければなぁと思います。
ちなみに、現在アカウント更新の都合でOBメーリスが送れなくなってしまってるんですよね・・・。
駆動・操舵試験の連絡どうしよう・・・。
## 09/4/24 重心測定・操舵試験
報告がほぼ一週間遅れになってしまいましたが、18日に重心測定と操舵試験を行いました。
まず、重心測定を行ったのですが、前年度に試験飛行で重心の見極めが大変だったという反省から、
今年度は室内にて重心測定を行いました。
ただ、スペースの都合上主翼はつけられませんでしたが、モーメントアーム的に気になる尾翼周りはちゃんとはかれたので大丈夫でしょう。
次に、操舵試験についてですが、こっちはかなり個人的に反省ポイントありです。
・後部胴体の接合金具の位置を勘違い
・エレベーターの舵角計がエレベーターの翼と干渉
という劇的ミスを犯しました。
おかげで、エレベーターを動かす事が出来ないというトラブル。
メンバーを始め、見に来ていただいたOBの方たちも、本当にすいませんでした。
なお、ラダーは無事操舵試験ができ、サーボの動きもとてもスムーズでした。
個人的には昨年までのサーボ制御は応答に違和感を感じており、光ファイバーやめた方がいいのかな?
とか思ってたのですが、今年は文句のない動きでした。
計測班GJです。ってかFBL無理があるんじゃない?とか思っててすいませんでした。笑
やっぱりちゃんと動いてみるとひ光にはロマンを感じます。
ちなみに、今年の尾翼はパイロットの操縦を感知しつつ、目標値までサーボ自体は制限された速さで追従するようにしているっぽい(詳しい事はよくわかりませんw)のですが、
今後はエレベータの干渉を解消した上で、その速度を調整して行きたいと思います。
追伸:機体の倉庫からの移転は26日の予定だったのですが、工事業者の都合等から、延期になりました。
まだ、延期後の日程は未定ですが、移転が終わったら駆動試験・組み立て試験・操舵試験を経て、
早くTFに繰り出したいと思います。
あぁ、早くTF行きてぇよぉおおおおおぉぉぉ!!!11
## 09/2/18 荷重試験
先日18日、荷重試験を行いました。
中央とか結構古いので折れないか不安でしたが、無事成功させる事ができました。
見に来てくださった先輩方、本当にありがとうございました。
それにしても、何度見ても荷重試験は心臓に悪いです。w
## 09/1/16 鳥人間コンテスト開催中止について
もうすでにご存知のこととは思いますが、09年度の鳥人間コンテストの開催が中止という発表が読売テレビさんからありました。
これを受けて本日僕たちでは緊急MTGを行い、機体の製作は続けつつ他大とも話し合いを重ねて、鳥コンにかわるようなイベントは企画できないものかという事になりました。
ついては、交流会ブログにも書かせていただいたとおり、近く各チーム代表者で集まって話し合いを行えたらと考えております。
鳥コン中止というのは思いがけない事態ではありましたが、このような年を乗り越えることは私たちにとっても貴重なかけがえのない経験になることと信じて頑張っていきたいと思いますので、ご声援をよろしくお願いいたします。
## 08/11/06 新年度発足!ソフトフェアの授業中の更新という波乱の幕開けw
遅くなりましたが、09年度代表の清水です。
今年度は
- パイロット:稲葉
- 設計:岡本
- 主翼班長:中村
- プロペラ班長:塚本
- 計測班長:稲葉
- 胴体班長:清水
という錚々たる顔ぶれで、タイムトライアル部門を目指していきます。
昨年までの作業場所から、耐震工事のために追い出されて、思うように機体にアクセスできないという残念な状況ですが、
なんとか頑張って制作をすすめていきますので、応援よろしくお願いいたします。