回転数計試作(いのけん)

という訳で進捗報告です。

進捗。良い言葉ですね、進捗。良い言葉は絶対になくなりません。

今年は駆動系の一新に伴いそれに取り付ける回転数計も新しくする必要がありました。

また去年使っていた光学式の回転数計は外光対策等々うさんくさい所があったので、方式から新しいものを採用しました。

それが、非接触式磁気式エンコーダIC AS5030 です。

DSC_0167

ICの上で回転する磁石の絶対角度を割り出してくれる物で、これをシャフトの先端に取り付けて回転数計とします。

パルスを出力して、そのパルス幅で磁石の角度を示してくれます。絶対角度とパルス幅が比例する寸法です。

pulse1

磁石の角度1°で左図、360°で右図のような出力になります。

pulse3pulse1

ですのでこのパルス幅を測れば余裕じゃん♪って思ってかかったんですが、なぜかうまく行きません。

パルス幅を測る所からうまく行きません。。。

このパルス幅、2.26us~578.56usぐらいなんですが、どうも短すぎてうまく割り込み後動作しきれなかったようです。 予想外・・・

という訳で方針転換。 LPF(ローパスフィルタ)を応用した回路を組み、パルスを平滑化させて以下のような信号にしました。

絶対角度に比例した電圧が出力される寸法です。

pulse4

今度は1°で左図、360°で右図です。いい感じ。

pulse6pulse5

これをADCで読み取ってやれば、やっぱり絶対角度が割り出せます。

それの時間当たりの差分をとれば、回転数が出せますね。

(まぁ、どうもまだ0°と360°での出力値が胡散臭そうですが・・・)

という訳で今年の回転数計はこんな感じです。

この回路ならば、前年度比1/10近いサイズの超小型回転数計が作れるでしょう。

まぁ今年のギアボに取り付け可能な基板にすると去年の倍近いサイズになるんですがね⊂ミ⊃^ω^ )⊃アウアウ