新聞止めてって電話したのに止めてくれなかった(´・ω・`) (byかねこ)

更新サボっててすみません。

先日の交流会ではお世話になりました。何人かの方々が、昨年度のうちのスピナーに関心を寄せておられたので詳しく紹介しようと思います。

aこれですね。下にある穴からプロペラの桁が伸びてきます。

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割って開いたところ。内側からテープでとめられています。この内部空間にペラハブが入ります。

このスピナーの最大の特徴は、やはり材料ですね。上の写真でテカテカしているのでおわかりでしょうが、全てケント紙にエポキシを染みこませたものです。これなら簡単にツルツルにできるし、何より軽いです。

上の写真で、水色の円盤部分(スタイロ)がありますが、そこから上は全てスタイロ製です。スタイロに樹脂を塗って、塗装してあります。

なお、スタイロの成形は、フリーハンドによるやすりがけです。そのため、つけて回したら少し軸がぶれていました。幸い、テレビで判別できるほどではありませんでした。製作者の「仕方ないね」とつぶやく姿が印象的でした。

 

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ケント紙部分とスタイロ部分の境界。うっすらと見えると思います。上からケント紙を貼る部分(のりしろですね)を決めて、マスキングしたため、スタイロがむき出しの部分が出来たのだと思います。 コーティングされた所とそうでないところで段差ができていますが、この厚みの差はエポキシと塗料のせいだと思われます。

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スタイロ部分の底も、エポを染みこませたケント紙(面倒なので、以後エポント紙と呼びます)が貼られています。

写真はそのエポント紙に穴を開けてみたところです。スタイロがくり抜かれて中空になっています。 (写真だと分かりづらいですが、そんなに綺麗にはくり抜かれていないです(´ω`)この程度の重さの偏りならば、飛行にはただちに影響を与えることは無いでしょう。)
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のりしろ部分をアップで。両面テープでくっつけています。

あ、このスピナーはTFでは用いず、接着したのは本番のみです。だから取り外すことは想定されていなかったのです。

(どうでもいいですけど、一般に何かに対して可逆性を持たせるって大変だと思いませんか? 未だにエネループがエボルタ(一次)の4、5倍高いことはこの端的な現れだと思います。)
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一番底の部分。メイン胴体に直接くっつく所です。変態なことに、エポント紙を2重に組み合わせて、中空の円筒型にしています。軽くて丈夫ですね。

念のためですが、底のエポント紙と側面のエポント紙はエポキシか瞬接で接着されているようです。
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逆に先端部分。ちょっと削って見ました。コーティングされていたエポキシ片がポロポロ落ちて、中のスタイロが姿を現しました。そのスタイロは、すこし潔い、堂々とした雰囲気を持っていました。
そして気になる重さは・・・79g!! カーボンモノコック製に匹敵するんじゃないでしょうか。

あのももクロちゃんが遵守しなければならなかった体重が46kg でありましたが、この規制値の0.172%以内に収まっています。信じられないことです。

アイドルのように軽くて技巧的なスピナーでした。今年はどうなるんでしょうか。どうすればいいんでしょうか。

ではまた!